教育・研究

2024年02月28日

デザイン学部専門科目「プロダクトデザイン演習Ⅱa」でトクラス株式会社を迎えたプレゼンをおこないました

デザイン学部専門科目「プロダクトデザイン演習Ⅱa」(担当:高山靖子教授)では、現場でプロダクトデザインを担当する企業の方を迎えた最終プレゼンテーションをおこなっています。
今年度はキッチンやバスルームなどの住宅設備機器の製造販売をおこなうトクラス株式会社より、デザイナーの2名をお迎えし、学生のプレゼンテーションに対してご指導いただきました。

トクラス社員に向けたプレゼンテーションをおこなう学生
トクラス社員に向けたプレゼンテーションをおこなう学生

この演習では、空間に関わるプロダクトを題材として、社会的背景や市場動向からターゲットと経験価値の設定を行い、コンセプトを立案。これをもとに、具体的なデザイン要件に配慮した立体で模型(モックアップ)を作成しレイアウト検討を行います。最後に魅力的な視覚表現を目指したプレゼンテーションボードを制作し、実際に提案します。これはユーザーの価値観と行動を理解し、経験価値を具現化するプロダクトデザインの基本的なプロセスです。

今年度の課題テーマは「移動するキッチン」。学生たちはさまざまな経験価値を想定し、多種多様な提案を行いました。トクラス株式会社のデザイナーの方からは、より魅力的な提案となるようなアドバイスをいただき、「着眼点やアイデア、リサーチ力などレベルが高いと感じた。学生のうちにここまでやると、必要な労力や足りないことも見えてくると思うので、今後も頑張ってほしい」と励ましの言葉をいただきました。

発行部署:企画室