「JIDA Student Selection 2023」で本学学生が金賞を受賞しました

「JIDA Student Selection 2023」（主催：公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会（JIDA）中部ブロック）において、兵頭柚衣さん（デザイン学科プロダクト領域3年）が最高賞である金賞を受賞しました。

「JIDA Student Selection」は、次世代デザイナーの育成企画を目的としたもので、これから就活に挑む3年次の学生を対象に、各教育機関で行われている前期授業での課題から優秀な取り組みを行なった学生を表彰するものです。受賞した学生には「JIDA Student Selection（賞状）」が授与され、ポートフォリオにバッチ掲載が許可されます。
今年度は6つの大学より2名ずつのエントリーがあり、9月4日に「FabCafe Nagoya」でプレゼンテーションと講評会を開催。その中から優秀な作品が選出されました。

今回、デザイン学科プロダクト領域の先生からお声掛けをいただき、他の学校の課題やデザイン提案にも興味があったため参加しました。
「インドネシアの食文化に関するデザイン提案」という課題だったのですが、インドネシアの食文化についての知識がほとんどなかったため、情報を集めてテーマを決めるのが大変でした。それぞれ同じ課題に取り組んでいた5人で調査を分担し、情報の共有をしてインプットを効率よくできたのがよかったです。

他大学の学生や学外の方にプレゼンをするという貴重な経験に加え、金賞を頂けたことがとても嬉しいです。今回は、スライド資料が多かったことと緊張で、早口で間が少ないプレゼンになってしまいました。提案内容を深めることはもちろん、今後はプレゼン技術も向上させていきたいです。

コンセプトは「食卓にゆで卵をおきたくなるアイテム」です。
インドネシアの宗教は9割近くがイスラム教で、断食文化があります。調査や現地学生へのインタビューで、昼間の断食の反動で夜の食事を食べ過ぎてしまう、本来の目的とは異なるが断食期を利用してダイエットを行う人もいるということなどを知り、断食期に食べ過ぎを防ぐ楽しいアイテムを提案しようと考えました。持ち歩いても飾っても可愛いアイテムを目指しました。