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2023年10月02日

吉田町シニアカレッジに本学教員が登壇しました

吉田町教育委員会が実施する生涯学習講座「吉田町シニアカレッジ」に、本学国際文化学科の武田淳准教授が講師として招かれ、「イースター島―モアイはなぜ作られ、いかにして運ばれたのか」というテーマで講義を行いました。
【日時】2023年9月27日(水曜日)午前10時から午後0時
【場所】吉田町中央公民館
【対象】吉田町在住の60歳以上の方(合計22名)
【内容】

イースター島のモアイ像を巡っては、巨大な石像をどのようにして運んだのかが、長年学問上の論争になってきました。そのような中、2011年に「モアイは歩かせて運んだ」という新説が唱えられ、今や定説となりつつあります。本当にモアイは歩くのかを受講生の皆さんと共に実証実験をしました。

講座では、モアイとはそもそも何か、なぜ作られたのか、といった背景を解説した上で、屋外での実験に移りました。
講義をする武田准教授の画像
実験用のモアイ像は、高さ2メートルの発泡スチロール製です。重量は軽いですが、高さはイースター島の最小サイズのモアイと同等です。
モアイ像の顔に括られたヒモを受講生が左右交互に引っ張ると、モアイはゆっくりと動き出し、町役場の入り口まで「歩いて」移動しました。歩くモアイを見た受講生の皆さんからは歓声が上がっていました。
イースター島には、「モアイは自ら歩いて台座に座った」という伝承が残されています。古代のロマンを感じながら、文化を学ぶ機会となりました。
モアイ像の実証実験の様子1
モアイ像の実証実験2
モアイ像の実証実験3
参加した受講生の方からは「イースター島を知り、知識が増えて歴史の良さを感じた」「屋外でモアイ像の模型を移動させて楽しかった」などの感想が寄せられ、大変好評をいただきました。
シニアカレッジの集合写真

発行部署:地域連携室