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2026年02月02日
「VOCALOID」開発者・剣持秀紀さんをお招きし、特別キャリアセミナーを開催しました

2026年1月28日、本学キャリアセンター主催による特別キャリアセミナーを開催し、ヤマハ株式会社で音声合成技術「VOCALOID(ボーカロイド)」の開発を手がけ、「VOCALOIDの生みの親」として知られる剣持秀紀さんを講師としてお招きしました。
当日は約60人の学生、教職員が受講しました。
当日は約60人の学生、教職員が受講しました。
講演では、VOCALOIDの開発過程の秘話を語っていただきました。「人は誰でも歌えるからこそ、歌声を合成する価値が理解されにくかった」という開発当初の苦労や、社外のパートナーとの出会いが大きな転機となった話、VOCALOIDという名付けの裏話、 また、単音の音をつなぎあわせるだけでは不自然な発声になってしまうところをいかに自然な話し言葉に聞こえるようにするかといった音声合成の技術の解説、持参したスピーカでVOCALOIDの実演もして下さいました。
後半では、AIと音楽の未来についても言及されました。「AIは恐れる存在ではなく、使い方次第で新しい表現や価値を生み出す道具になる」と指摘、その上で、「AIがどれだけ発達しても、音楽の分野でAIにできないことは何か」と学生への問いかけがありました。
最後に剣持さんは学生に向けて、「大学時代の経験は、すぐには役に立たないと思えることでも、将来必ず意味を持つ」、「大学の4年間だけで自分の可能性を狭めないでほしい。専門以外の分野の本もたくさん読んでください」とメッセージを送りました。
今回の剣持さんの講演は、本学学生にとって進路や将来について考える貴重な機会となりました。


剣持 秀紀氏 略歴
京都大学工学部および同大学院で電子工学を学び、在学中は京都大学交響楽団に所属するなど、音楽と技術の双方に深く関わる。1993年にヤマハ株式会社へ入社後、音響・音声信号処理の研究開発に従事。ベルギー企業との合弁会社への出向を通じて音声合成技術の知見を深め、2003年には歌声合成エンジン「VOCALOID」を発表した。2007年に発売された「初音ミク」は、音楽制作のあり方を大きく変え、世界的な創作文化へと発展している。
京都大学工学部および同大学院で電子工学を学び、在学中は京都大学交響楽団に所属するなど、音楽と技術の双方に深く関わる。1993年にヤマハ株式会社へ入社後、音響・音声信号処理の研究開発に従事。ベルギー企業との合弁会社への出向を通じて音声合成技術の知見を深め、2003年には歌声合成エンジン「VOCALOID」を発表した。2007年に発売された「初音ミク」は、音楽制作のあり方を大きく変え、世界的な創作文化へと発展している。
発行部署:企画室
