在学生・卒業生の声Voices
陶芸に出会い、土と向き合い続けて見つけた、
自分だけの表現
有安 勇翔 さんARIYASU Yuto
デザイン学部デザイン学科(匠領域) 4年
プロダクトデザインに興味があり本学科へ進学。2年次に匠造形演習で陶芸に初めて取り組み、手で土に触れる感触や、形を作り出していくことが楽しく、匠領域に進みました。私たちの学年が匠領域の一期生で、陶芸は専攻になかったのですが、木工芸・漆芸の先生が対応してくださり、ろくろや手びねりの技法や釉薬の扱い方、焼成方法などの基礎を身につけることができました。設備を自由に使えるのもSUACの魅力で、自分の工房のように使わせてもらえたことに感謝です。
卒業制作では、故郷の鹿児島県・桜島の火山灰を活用した釉薬を研究。桜島から連想するやさしさやぬくもり、力強さを表現する作品に仕上げました。大学では実用性を考慮したデザインを追求してきましたが、卒業後は陶芸家の助手となり、さらなる技術や知識を吸収し、作品づくりの幅を広げたいと思っています。大学に入るまで興味のなかった陶芸に出会い、好きなことをやり続け、専門性も磨けた4年間。まだ知らない「楽しい」が見つかるSUACでチャレンジしてください。学生の学年表記は取材時(2022年度)のものです。