在学生・卒業生の声Voices

舞台芸術の魅力を、
より多くの人に届けるために

日下 怜子さん
文化政策学部 芸術文化学科 2019年度卒業
独立行政法人日本芸術文化振興会 国立劇場制作部 宣伝課
日下玲子さんの写真
高校時代に人形浄瑠璃の上演を経験し、舞台芸術の奥深さに惹かれ ました。SUACでは、文化政策やアートマネジメントといった芸術を支える視点から、演劇史や演劇文化論など舞台芸術そのものまで、多角的に 学びました。また、劇団で役者をしたり、サークルで音響や照明の裏方を 務めたり、薪能公演の企画運営やコンテンポラリーダンスの制作など、 多様な角度から舞台に関わる経験を重ねました。
現在は、国立劇場制作部で主に文楽公演の宣伝を担当しています。公演 チラシやポスターの作成、取材対応、報道配布用舞台写真の選定、公式 SNS更新などを通じて、伝統芸能の魅力を多くの方に届ける仕事です。
SUACで学んだ「準備の大切さ」は、今の仕事に直結しています。舞台 制作には多くの人が関わり、それぞれが役割を果たすことで成功につな がる。どのような準備をすれば円滑に進められるかを常に考える習慣は、在学中の経験から培われたものです。今後も、多くの方に伝統芸能の 魅力を伝え、劇場に足を運んでもらえるよう尽力していきます。
内容は取材時(2024年12月)のものです。