在学生・卒業生の声Voices

「デザインを学んだからといって、デザイナーになる必要はない」。この考え方に気づいたのは、大学時代に先生方との対話を重ねたことがきっかけでした。私は、何かを“つくる” よりも、その過程での思考や仕組みをデザインすることに興味があると気づきました。その経験を経て、現在は チームラボで「カタリスト」という職種に就いています。
カタリストは、クライアントと共にどんなサービスをつくるのかを考え、エンジニアや デザイナーとチームを組み、最終的に自分が意思決定を行う役割です。デザインの視点を持ちつつ、サービス全体の設計に関わる仕事は、私にとって非常に面白いものです。
大学時代に培った「思考を整理し、論理的に伝える力」は、今の仕事に大きく活かされています。特に、指導のもとで学んだ「情報の強弱をつけ、ノイズをなくすデザイン」は、資料作成やプレゼンの場面で役立っています。SUACは、デザインを多角的に学び、視野を広げるのに最適な環境です。デザインの道に進むにせよ、別の道を選ぶにせよ、思考を鍛える経験は必ず将来につながると思います。