イベントレポート

2023年08月10日

旧田代家住宅の七夕まつり 星に願いを

全学科目「地域連携演習」プログラムの一つ、「旧田代家住宅活用プロジェクト2023」の一環として、国登録有形文化財「旧田代家住宅」を会場にした七夕祭りを開催しました。
多くの願いごとが書かれた短冊は旧田代家住宅に飾られ、来場者に七夕らしい風景を楽しんでいただきました。
旧田代家住宅の七夕まつり、正面から見た様子
旧田代家住宅の七夕まつり 住宅内部の装飾
旧田代家住宅の七夕まつり 軒先装飾の様子
旧田代家住宅の七夕まつり 住宅内装飾の様子

開催概要

旧田代家住宅の七夕まつり
(画像をクリックするとチラシ両面が表示されます)
旧田代家住宅の七夕まつり

【開催日】2023年7月23日(日曜日)
【時間】午前10時から午後6時
【会場】旧田代家住宅(浜松市天竜区二俣町鹿島489)

【交通アクセス】
遠州鉄道 「西鹿島駅」下車 徒歩約20分
天竜浜名湖鉄道 「二俣本町駅」下車 徒歩約20分
遠鉄バス 「鹿島橋」下車 徒歩約5分
東名浜松ICより 車で約40分
新東名浜松浜北ICより 車で約15分

【共催】浜松市、静岡文化芸術大学
【お問い合わせ】
地域連携演習「旧田代家住宅活用プロジェクト2023」E-mail: tanabata.tashiroke@gmail.com

開催イベント

七夕飾りの展示

あなたの願いごとを書いた短冊で旧田代家住宅を飾ろう!
【展示期間】7月23日(日曜日)から8月27日(日曜日)
【展示時間】午前10時から午後4時

お絵描きワークショップ

旧田代家住宅で見つけたものや草花などを絵にしてみませんか。静岡文化芸術大学の学生がサポートします。
【開催日】7月23日(日曜日)
【開催時間】午前10時から(1回目)、午前1時から(2回目)
【定員】各回20名(先着順)
【参加費】無料(画材も用意しています)

お茶のサービス(無料)

【実施時間】午前10時から午後3時
【協力】遠州中央農協 天竜営農センター
 
旧田代家住宅外観
「旧田代家住宅」とは
天竜川の畔に建つ「田代家」は、江戸時代に北鹿嶋村の名主と渡船場の船越頭も務めた旧家で、筏問屋として栄えた歴史があります。南北の重要な交通路でもあった天竜川は、古くから木材の搬出を筏流しに頼っており、田代家は戦国時代に徳川家康から朱印状を下されたことをきっかけに、天竜川を上下する舟や筏に課税する役所の請負をしていたことで大いに繁盛しました。安政東海地震後の安政6年(1859年)に建てられた木造2階建ての主屋は2015年に国の登録有形文化財に登録されました。1階正面の大戸を入ると土間が広がり、帳場、居間と続きます。主屋の南に広がる庭に面して式台玄関を構え、接客空間である座敷は二方向を開放して、庭と一体化した心地よい空間を創り上げています。2階にも小座敷が造られ、天竜川の筏場を眺望できたと言われています。木造瓦葺きの大型民家「田代家」は、良質な木材で組み上げられた筏問屋としての姿と、遠州地方の日本家屋の特徴、さらに日本の生活文化を今日まで伝え続けています。

発行部署:企画室