イベントレポート

2024年08月08日

ユニバーサルデザイン絵本ワークショップ

浜松市が主催するユニバーサルデザインの啓発イベント「ユニバーサルデザイン絵本ワークショップ」が本学自由創造工房にて開催されました。
同ワークショップでは、本学文化政策学科の林左和子教授とデザイン学科の小浜朋子教授の指導のもと、本学学生がサポートをしながら、参加者がユニバーサルデザイン絵本を制作しました。
ワークショップ会場全体の様子
始めに、講師として参加した林左和子教授と小浜朋子教授からユニバーサルデザインについて説明がありました。
本学の林左和子教授の説明
本学の小浜朋子教授の説明
その後、10組19名の小学生とその家族や個人の参加者が学生スタッフと協力して、絵本づくりに取り掛かりました。
「ユニバーサルデザイン絵本」は、年齢や性別、言語、文化の違いや障がいの有無などに関わらず、誰もが一緒に楽しめる絵本です。「さわる」「動かす」「音を感じる」など、人間が持つ様々な感覚で楽しめることが特徴です。 材料は、綿、フェルト、毛糸、ビーズ、ペットボトルのふた、折り紙、気泡緩衝材、カラーフィルムなど身の回りにあるものです。ハサミで形取り、ボンドやセロハンテープで台紙となる画用紙に貼り合わせて、ストーリーを考えながら、作品を完成させていきます。
子どもが絵本を制作する様子1
子どもが学生スタッフと材料を貼りながら絵本を制作する様子
子どもが材料を切り貼りしながら絵本を制作する様子
参加者は学生スタッフに相談しながら、熱心に絵本づくりに取り組みました。会場は、笑い声や驚きの声などで活気に満ち溢れました。
学生スタッフが参加者の声に耳を傾ける様子
学生スタッフが子どもと一緒に材料の毛糸を選ぶ様子
学生スタッフが親子に絵本製作のアドバイスをする様子
迷路をテーマにした絵本を制作する様子
こちらの作品は「めいろ」です。摘まんでいる人形を赤い毛糸に沿って動かし、ゴールまで導く迷路を題材にしたものです。
芋虫をモチーフにしたユニバーサルデザイン絵本の紹介
こちらの作品は「けむしはどこかな」です。葉っぱに隠れている毛虫は目立つようにオレンジ色の毛糸で立体的に作られていて、指で触れても柔らかい毛虫を探し出すことができます。
最後に参加者が完成した作品を発表しました。どの作品も力作揃いでした。
子どもと本学スタッフの作品発表の様子1
ふたつの作品を繋げながら発表をする子どもの様子
本学学生スタッフと大人の作品発表の様子
参加者からは、「様々な観点から絵本を作ることが出来て楽しかった」「ユニバーサルデザインについて考える良い経験となった」などの感想をいただきました。
本学の林佐和子教授と小浜朋子教授の総括

開催概要

【開催日時】2024年7月27日(土曜日)午後1時から午後4時
【会場】静岡文化芸術大学 自由創造工房
【参加費】無料(先着順、要申込)
【主催】浜松市

発行部署:地域連携室