イベントレポート
2025年03月26日
浜松の中山間地域づくりを考えるシンポジウム「2025まちむらリレーション市民交流会議」を開催しました
2月28日(金曜日)、浜松の中山間地域や地域づくりの可能性を考えるシンポジウム「2025まちむらリレーション市民交流会議」を開催しました。
今年は、会場を浜松市天竜壬生ホール(浜松市天竜区)にして開催しました。
今年は、会場を浜松市天竜壬生ホール(浜松市天竜区)にして開催しました。

「2025まちむらリレーション市民交流会議」開会の挨拶
昨今、人口減少や高齢化に直面する中山間地域では、地域外から地域を支援するボランティアや「地域おこし協力隊」など「地域サポート人材」が地域社会の新しい担い手として期待が高まっています。現在、このような人材を増やしていくための政策や地域づくりが求められています。

第一部 「基調対談」
左:図司直也さん(法政大学現代福祉学部 教授)
右:水柿大地さん(NPO法人英田上山棚田団 理事・元 美作市地域おこし協力隊)
左:図司直也さん(法政大学現代福祉学部 教授)
右:水柿大地さん(NPO法人英田上山棚田団 理事・元 美作市地域おこし協力隊)
第一部 基調対談「『地域サポート人材』が集落に交わり、起こった変化〜岡山県美作市上山地区の事例から」では、「地域サポート人材」研究の第一人者である図司直也さん(法政大学現代福祉学部 教授)と岡山県美作市で「地域おこし協力隊」として活動し、現在地元NPO の理事を務めている水柿大地さんの対談から「地域サポート人材」が地域社会に与える影響やその可能性について講演していただきました。

第二部 クロストーク
小林成彦さん(元 浜松山里いきいき応援隊) 左から2番目
図司直也さん・水柿大地さん・舩戸修一教授
小林成彦さん(元 浜松山里いきいき応援隊) 左から2番目
図司直也さん・水柿大地さん・舩戸修一教授
第二部 クロストーク「浜松市における『地域サポート人材』の活動とその影響」では、浜松市の「地域おこし協力隊」である「山里いきいき応援隊」として活動し、現在引佐町に移住された小林成彦さんから実際の活動経験を踏まえ、「地域サポート人材」としての自分が浜松の中山間地域に与えた影響について語ってもらいました。
第三部 クロストーク「『地域サポート人材』を受け入れる地域の姿勢」では、浜松市の中山間地域で持続可能な集落づくりについての調査研究に取り組む本学舩戸ゼミから4年生の植田勝也さん、冨田菜々美さん、森田瑞希さんが天竜区佐久間町下平地区住民への聞き取り、その「他出子(集落から転出した子ども)」へのアンケート調査結果について発表し、「地域サポート人材」としての「他出子」を活かした地域づくりの有効性について説明しました。
それを踏まえ、下平地区の自治会長である大石幸弘さんに、この「他出子」や「大学生(本学学生)」が地域住民にもたらす効果や可能性について語ってもらいました。
それを踏まえ、下平地区の自治会長である大石幸弘さんに、この「他出子」や「大学生(本学学生)」が地域住民にもたらす効果や可能性について語ってもらいました。


第三部「クロストーク」
静岡文化芸術大学 舩戸ゼミ生(植田勝也さん・冨田菜々美さん・森田瑞希さん)
大石幸弘さん(天竜区佐久間町下平自治会長)
図司直也さん・水柿大地さん
静岡文化芸術大学 舩戸ゼミ生(植田勝也さん・冨田菜々美さん・森田瑞希さん)
大石幸弘さん(天竜区佐久間町下平自治会長)
図司直也さん・水柿大地さん
当日は約100名以上の参加者があり、「地域サポート人材」について理解を深めるとともに、これらの人材を活かした今後の中山間地域づくりの在り方について考えることができました。


「2025まちむらリレーション市民交流会議」会場内
このシンポジウム(第三部から閉会)については、以下の本学公式YouTubeチャンネルから視聴することができます。
2025まちむらリレーション(第三部から閉会)
静岡文化芸術大学公式YouTube
2025まちむらリレーション(第三部から閉会)
静岡文化芸術大学公式YouTube
第一部および第二部については、浜松市公式YouTubeチャンネル「はままつ動画チャンネル」から視聴するようにするように準備を進めています。
次年度も、市民の皆さんと一緒に、浜松市の中山間地域づくりを考えるシンポジウムを開催する予定です。

会場ホワイエにおける舩戸ゼミによる浜松・中山間地域調査研究のパネル展示

会場ホワイエにおける学生団体「引佐耕作隊」のパネル展示

会場ホワイエにおける舩戸ゼミおよび学生団体「引佐耕作隊」についてのパンフレット配布
発行部署:企画室