イベントレポート

2025年07月31日

ユニバーサルデザイン絵本ワークショップ

浜松市主催のユニバーサルデザイン啓発イベント「ユニバーサルデザイン絵本ワークショップ」が、本学の自由創造工房にて開催されました。
このワークショップは毎年開催されており、今年度は小学生と保護者を中心に、8組21名が参加しました。
当日は、本学文化政策学科の林左和子教授とデザイン学科の小浜朋子教授が講師を務め、学生スタッフがサポートする中、参加者はユニバーサルデザイン絵本の制作に取り組みました。
ワークショップ会場全体の様子
まず、林左和子教授と小浜朋子教授より、ユニバーサルデザインの基本的な考え方や絵本づくりのポイントについて説明がありました。その後、参加者は学生スタッフと協力しながら、思い思いの絵本づくりに励みました。
本学の林左和子教授の説明
本学の小浜朋子教授の説明
「ユニバーサルデザイン絵本」は、年齢や性別、言語、文化の違いや障がいの有無などに関わらず、誰もが一緒に楽しめる絵本です。
「さわる」「動かす」「音を感じる」など、人間が持つ様々な感覚で楽しめることが特徴です。
絵本の材料には、綿、フェルト、毛糸、ビーズ、ペットボトルのふた、折り紙、気泡緩衝材、カラーフィルムなど身近な素材を使用し、ハサミで形を整え、ボンドやセロハンテープで台紙に貼り付けながら、作品を仕上げていきます。
子どもが絵本の材料を選ぶ様子
親子が絵本の材料を選ぶ様子
参加者は学生スタッフに相談しながら、熱心に制作を進めました。イメージが形になっていくにつれ、会場は活気に満ちていきました。
学生スタッフが参加者の制作を見守る様子
学生スタッフが子どもと一緒に制作をする様子
参加者が太陽をテーマにしたユニバーサルデザイン絵本を紹介する様子
水・雲・太陽をテーマにしたこちらの作品では、素材の特性を活かし、太陽は小さな白い球体で輝きが表現されていました。
参加者がドローンの旅をテーマにしたユニバーサルデザイン絵本を紹介する様子
ドローンの旅をテーマにしたこちらの作品では、ドローンが移動し富士山やピラミッドを周遊することができます。国旗やドローンの脚部の細かい部分まで丁寧に仕上げられていました。
参加者は、普段あまり訪れることのない大学の空間で、ユニバーサルデザインについて考え、それぞれのアイデアを絵本に表現しました。制作を終えた後は、満足そうな笑顔で会場を後にする姿が印象的でした。
「とても楽しかったので、他にもユニバーサルデザイン絵本を作ってみたい」「ユニバーサルデザインについてもっと知りたくなった」といった感想が寄せられました。
本学の林佐和子教授と小浜朋子教授の総括

開催概要

【開催日時】2025年7月20日(日曜日)午後1時から午後4時
【会場】静岡文化芸術大学 自由創造工房
【参加費】無料(先着順、要申込)
【主催】浜松市

発行部署:地域連携室