教育・研究

2022年10月28日

地元企業・八幡中学校美術部・SUAC学生が交流し、地域景観に貢献するデザイン制作ワークショップを行いました

学外機関からの委託を受けて制作、調査等の業務を行う産学連携事業の一環として、本年度、常盤工業株式会社様より依頼を受け、八幡中学校美術部の生徒さんと本学学生でビジュアルデザインを作成しました。この度、そのビジュアルデザインの看板が完成し、委託者様の社屋にて完成お披露目会が開催されました。
委託者様からは、地元の八幡中学校美術部の生徒さんと本学学生でワークショップを行い、同社倉庫棟の2F外壁掲示スペースに地域への景観上の貢献ができるビジュアルデザインの作成依頼があり、そのワークショップ運営を本学学生が担いました。担当したのは大学院デザイン研究科とデザイン学部の学生4名で、指導教員の寒竹特任教授、礒村教授の呼びかけで集められました。
ワークショップでは、同社社屋の屋上から周囲のまちを見回し、通りに降りて建物を1分間観察(写真1)、その後記憶のままに建物などをスケッチ(記銘スケッチ)(写真2)、スケッチを本学教室にて描画ソフトでデータに変換、コラージュ(写真3-1)、イラストに登場するキャラクターのデザイン、色彩の調整やグラデーションの処理、などのデザインプロセスのファシリテーションを本学学生が行い(写真3-2)、完成データを作成しました(写真4)。
屋上から建物を観察する画像
写真1:屋上からまちを見回して、建物を観察
記銘スケッチをする画像
写真2:観察した記憶をそのまま「記銘スケッチ」
写真3-1:描画ソフトでデータに変換、コラージュ
写真3-2:デザイン構成を大学生がサポート
写真4:完成したビジュアルデザイン
写真4:完成したビジュアルデザインの前で集合写真
中学生からは、「美術部の活動ではやったことがない記銘スケッチやボードに身体を使って描くこと、パソコンデータ作業、グループによるコラージュなど、デザインならではの作業が新鮮で興味深かった。」などの感想をいただきました。大学生の丁寧なファシリテーションにもお礼の声が多数でした。

受託事業概要
「浜松市立八幡中学校美術部とのデザインワークショップ運営業務委託」

完成品と本学学生の画像
【指導教員】
寒竹伸一特任教授(大学院デザイン研究科)
礒村克郎教授(大学院デザイン研究科、デザイン学科)
【参加学生】
山本歩乃(大学院デザイン研究科2年)
野澤陽彩(大学院デザイン研究科2年)
大野華奈(デザイン学科3年)
佐藤みのり(デザイン学科3年)

発行部署:地域連携室