教育・研究

2023年05月12日

デザイン学科「プロダクト領域専門演習」で遠隔ツールを用いた国際協働オンライン学習プログラムを実施しています

「領域専門演習(高山クラス)」では、COILを導入し遠隔ツールを用いて海外の大学と連携した学習を行っている

デザイン学部専門科目「領域専門演習(プロダクト領域)」高山クラスでは、2021年より遠隔ツールを使った国際交流を専門分野の学習に活用する国際協働オンライン学習プログラム(Collaborative Online International Learning, COIL)を継続して実施しています。
この授業では、グローバル市場で活躍するデザイナーを育成するために、異文化を理解してデザインをアウトプットするトレーニングとして、「Design Proposal for Indonesian Food Culture」をテーマに課題に取り組みます。

5月9日に行われた授業では、本学協定校のアイルランガ大学(インドネシア)と遠隔ツール(ビデオ会議システム「Zoom」)を使用してオンラインでつなぎ、インタビューを実施。受講する本学デザイン学科3年の6名が参加し、インドネシアの食文化について文献やインターネットによる調査をもとに各自の取り組むテーマについて仮説を立て、アイルランガ大学Japanese Studies学科に通う現地学生4名に、現地での生活や習慣について質問しました。

インタビューを行った学生たちは、机上では得られない情報に触れ、アイデアの方向性を再検討や発展につなげることができました。時折、準備した日本語の質問がインドネシアの学生に上手く伝わらないこともありましたが、どのように表現すれば相手が分かりやすいのか、意図が伝わるのかという点についても学び、有意義な経験となりました。

遠隔ツールを用いてインドネシアの学生にインタビューを行う学生の様子
インドネシアの学生との交流を笑顔で行う学生の画像
インドネシアの学生からもらった回答や意見をメモする学生の画像

両学の学生たちはインタビューの終わりにお互いにSNSの連絡先を交換し、「今後は授業に関連することだけでなく、お互いに関心のある様々なことについて情報交換をして交流を継続しましょう」と話し、セッションを終えました。

本授業は、アイルランガ大学の日本語を用いた相互文化学習として、Nunuk Endah Srimulyani先生(Japanese Studies学科長)、Putri Elsy先生(Japanese Studies学科)がご協力くださいました。今後もグローバルな人材育成のため、国際協働オンライン学習プログラム(COIL)を積極的に活用していきます。

発行部署:企画室