教育・研究

2024年09月25日

イズミル経済大学(トルコ)との国際デザインワークショップに参加しました

本学の学生達がトルコで開催されたイズミル経済大学(以下IUE)との国際デザインワークショップに参加しました。
国際交流協定校であるIUEと本学は、毎年トルコと日本を交互に開催地として、地域の課題をテーマに国際デザインワークショップを開催しています。
9月1日から8日までの日程で開催された今年度のワークショップでは、「Well-being, Pottary +」をテーマに、IUEと本学の学生達による5つの混生チームがそれぞれにテラコッタの制作にかかわる様々な活動からの考察を行いました。

ワークショップ前半

イズミル経済大学国際デザインワークショップ1

昨年度、日本で開催されたワークショップに参加したIUEの学生達が、トルコの伝統的な朝食を用意し温かく迎えてくれました。
オープニングレクチャーでは、陶器デザイナーによる制作プロセスについての講義やIUE教員によるデザイン思考プロセスに関する講義を受けました。

その後、イズミル大都市自治体障害者サービスセンターにおいて施設見学や車椅子の体験を行いました。また、イズミル・アート・ブリッジ・プロジェクトにも参加し、テラコッタタイルの制作を通して、ウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良好な状態)について深く考察し、意見交換を行いました。
イズミル経済大学国際デザインワークショップ2
イズミル経済大学国際デザインワークショップ3

ワークショップ後半

メネメン市の国際陶芸フェスティバルに招待された学生達は、世界中から集まったアーティストたちと共に陶芸体験を行いました。会場ではトルコの伝統料理も楽しみ、地域の人々との交流を通じて得た経験をもとに、ディスカッションを続けました。最終日には、それぞれのウェルビーイングの捉え方とデザインの関係についてまとめ、製品やサービスの提案を発表しました。
イズミル経済大学国際デザインワークショップ4
イズミル経済大学国際デザインワークショップ5

さいごに

「素晴らしいアーティストの皆様とのコラボレーションや地域の人々とのふれあい、世界三大料理と言われるトルコ料理の数々、地中海に沈む夕日を眺めながらのディスカッション、何よりも海を越えて絆を結ぶ友人ができたことは、学生たちにとって貴重な体験となりました。
本ワークショップには、イズミル経済大学をはじめとして、イズミル大都市自治体障害者サービスセンター、メネメン市の皆様より多大なご支援をいただきました。心より感謝申し上げます。」(デザイン学部 高山靖子教授)
イズミル経済大学国際デザインワークショップ6

発行部署:企画室