教育・研究
2025年03月25日
能登半島地震の復興について議論する日本建築学会における学生ワークショップでの成果をアーカイブした『いま、能登半島地震に対して学生は何を思い、考えるか?アーカイブ』が発行されました
ワークショップは、2024年10月19日、20日に東京・建築会館ホールで開催され、本学デザイン学科の松田達准教授は学生ワークショップの全体アドバイザー及び、シンポジウムでの司会・モデレーター等を務めました。このアーカイブでは、ワークショップや展示、シンポジウム開催の模様が収録されています。
『いま、能登半島地震に対して学生は何を思い、考えるかアーカイブ』(建築文化週間 学生ワークショップ2024)
【編集】福田理緒
【発行元】日本建築学会
【発行年月日】2025年3月10日
いま、能登半島地震に対して学生は何を思い、考えるか? (建築文化週間 学生ワークショップ2024)
<建築文化週間2024>
【主催】日本建築学会
【後援】日本建築業連合会、日本建築家協会、日本建築士会連合会、日本建築士事務所協会連合会
【協賛】大林組、鹿島、清水建設、大成建設、竹中工務店、梓設計、久米設計、佐藤総合計画、三晃金属工業、東京メトロ、日建設計、日本設計、三菱地所設計、山下設計、NTTファシリティーズ
【主催】日本建築学会
【後援】日本建築業連合会、日本建築家協会、日本建築士会連合会、日本建築士事務所協会連合会
【協賛】大林組、鹿島、清水建設、大成建設、竹中工務店、梓設計、久米設計、佐藤総合計画、三晃金属工業、東京メトロ、日建設計、日本設計、三菱地所設計、山下設計、NTTファシリティーズ
<学生ワークショップ2024>
【主催】日本建築学会
【後援】石川県
【特別協賛】日建学院 / 建築資料研究社、キャリア・ナビゲーション、ヒラテ技研、総合資格学院 / 総合資格、Vectorworks Japan
【主催】日本建築学会
【後援】石川県
【特別協賛】日建学院 / 建築資料研究社、キャリア・ナビゲーション、ヒラテ技研、総合資格学院 / 総合資格、Vectorworks Japan
松田准教授のコメント
2024年1月1日に能登半島地震が発生してから、はや1年強の時間が経ちました。しかし、復興はまだまだこれからの状況です。地震が発生して1、2ヶ月すると、現地以外、例えば静岡や東京でのメディアの報道などが、急速に少なくなっていくことを感じました。また学生が能登にボランティアなどに行きたくても、簡単に行くことが出来ない状況があることも感じていました。
そこで石川県以外で能登のことを考える学生イベントを行おうと考え、日本建築学会を通して、東京の建築会館で、建築や都市、防災を学ぶ学生が集まるイベントを企画しました。2024年の春頃から全国から次第に学生が集まり、夏には30人ほどの学生が入れ代わり立ち代わり、能登での調査を行うようになりました。そして秋にはさらに多くの学生が全国から集まり、このイベントが行われ、ワークショップに加え展覧会やシンポジウムも同時開催されました。
学生ら自身が主体的にこれらを動かし、最後に一年間の活動を、150ページを超えるボリュームある成果冊子として完成させました。このなかには学生ら自身のリサーチ、被災地の方々へのインタビュー、現地で既に活動を始めている建築家、建築関係者、教員らの活動、シンポジウムの記録、ワークショップでの発表の様子などが収められており、能登の被災一年後の段階でのアーカイブとなっています。
学生らはこのアーカイブ冊子を、全国の大学や図書館、被災地、能登で活動を続ける方々らにも送りました。このイベントと冊子の制作は、学生らが距離や費用、時間などの問題で、能登での直接の活動がなかなかできなくても、能登が忘れられないことを、そして能登の状況を多くの人に関心を持ち続けてもらうことを、理由のひとつとして行ったものだからです。
本学にも、私の手元に数冊が届けられ、図書館に一冊を寄贈しました。こうした学生の活動に関心をもって頂けましたら、ぜひご覧頂ければ幸いです。今後も能登半島の復興のために、何らかの活動を続けられましたら幸いです。
そこで石川県以外で能登のことを考える学生イベントを行おうと考え、日本建築学会を通して、東京の建築会館で、建築や都市、防災を学ぶ学生が集まるイベントを企画しました。2024年の春頃から全国から次第に学生が集まり、夏には30人ほどの学生が入れ代わり立ち代わり、能登での調査を行うようになりました。そして秋にはさらに多くの学生が全国から集まり、このイベントが行われ、ワークショップに加え展覧会やシンポジウムも同時開催されました。
学生ら自身が主体的にこれらを動かし、最後に一年間の活動を、150ページを超えるボリュームある成果冊子として完成させました。このなかには学生ら自身のリサーチ、被災地の方々へのインタビュー、現地で既に活動を始めている建築家、建築関係者、教員らの活動、シンポジウムの記録、ワークショップでの発表の様子などが収められており、能登の被災一年後の段階でのアーカイブとなっています。
学生らはこのアーカイブ冊子を、全国の大学や図書館、被災地、能登で活動を続ける方々らにも送りました。このイベントと冊子の制作は、学生らが距離や費用、時間などの問題で、能登での直接の活動がなかなかできなくても、能登が忘れられないことを、そして能登の状況を多くの人に関心を持ち続けてもらうことを、理由のひとつとして行ったものだからです。
本学にも、私の手元に数冊が届けられ、図書館に一冊を寄贈しました。こうした学生の活動に関心をもって頂けましたら、ぜひご覧頂ければ幸いです。今後も能登半島の復興のために、何らかの活動を続けられましたら幸いです。
発行部署:企画室