教育・研究

2025年05月08日

「領域専門演習(プロダクト)」にてアイルランガ大学とのオンライン交流会が行われました(4月29日実施)

本学デザイン学科専門科目「領域専門演習(プロダクト)」(担当:高山靖子教授)では、異文化理解を深め、それをデザインへと結びつける実践的なトレーニングとして、「インドネシアの食文化のためのデザイン提案」をテーマに課題に取り組んでいます。
領域専門演習(プロダクト)オンラインセッションの様子

4月29日には、本授業の一環として、本学と国際交流協定を締結しているアイルランガ大学とオンラインで接続し、合同授業を実施しました。本学デザイン学科3年生4名が参加し、文献やインターネット調査に基づき各自が設定したテーマについて、アイルランガ大学日本語学科の学生4名にインタビューを行いました。

インドネシアの学生たちとの直接対話を通して、本学の学生たちは机上調査だけでは得られない貴重な情報を得ることができ、デザインのアイデアを再考・発展させる大きな機会となりました。また、会話は日本語で行われ、質問が相手に伝わりにくい場面もありましたが、どのように表現すればより理解してもらえるか、意図を正確に伝えるにはどうすれば良いかといった、コミュニケーションにおける重要な学びも得ることができました。

インタビュー終了後には、授業内容に留まらず、互いの関心事についても情報交換をしながら交流を継続していけるよう、両大学の学生たちが連絡先を交換しました。

領域専門演習(プロダクト)のアイルランガ大学とのオンラインセッションの様子

本学では今回の授業のように、ICT(情報通信技術)を活用した国際協働オンライン学習プログラム「COIL(コイル)」を積極的に導入しています。異文化間でのディスカッションなどを通して、ユニークな文化的観点を交換し、教室にいながらグローバルな学習が可能となります。

COILプログラムを活用する本授業においては、アイルランガ大学のNunuk Endah Srimulyani先生(Japanese Studies学科長)、Putri Elsy先生(Japanese Studies学科)のご協力のもと、日本語を交流言語として、双方の学生にとって学びのある相互学習の機会を提供しています。本授業を通して、学生たちの国際的な交流を促進させることはもちろん、グローバル社会で活躍するための素養を育むことを目指し、今後もCOILプログラムを積極的に推進していきます。

発行部署:企画室