教育・研究

2025年05月23日

地域連携演習「遠鉄ツアープロジェクト」にてゲストを迎えた特別講義を実施しました

本学では、地域の特質や課題を理解する地域密着型の実践的な授業「地域連携演習」を開講しており、学生たちが、地域の企業や施設と連携した様々なプログラムに取り組んでいます。

地域連携演習のプログラムの一つである「遠鉄ツアープロジェクト」(担当教員:デザイン学科・中川 晃准教授、国際文化学科・宮崎千穂准教授)では、遠州鉄道株式会社と連携し、浜松への移住者向けバスツアーの企画・アテンドを目標とした講義が行われています。

地域連携演習「遠鉄ツアープロジェクト」講義中の中川准教授
5月20日には、浜松移住センター担当者、浜松移住コーディネーター、遠州鉄道旅行営業部担当者を講師として招き、浜松市の移住に関する概況や、ツアー企画にあたっての重要点などについて理解を深める特別講義を実施しました。
地域連携演習「遠鉄ツアープロジェクト」浜松移住センター担当者による講義の様子
最初に、浜松移住センター担当者から、全国、そして浜松市内の移住者が年々増えており、特に20代から40代の、労働人口にあたる世代の移住者が急増していることが述べられました。また、それに対する浜松市の移住者向け施策として、移住コーディネーターや浜松商工会議所との連携、ワンストップ窓口や各助成制度などについて説明されました。
地域連携演習「遠鉄ツアープロジェクト」浜松移住コーディネーターによる講義の様子
続いて、浜松移住コーディネーターからは、実際に浜松市内に移住をした人の事例が紹介され、移住を決めた理由や、移住後の生活の様子など、移住者のリアルな暮らしの一例が説明されました。加えて、ツアー企画のヒントとなるような移住相談者に対する現地案内についても紹介されました。
地域連携演習「遠鉄ツアープロジェクト」遠州鉄道旅行営業部担当者による講義の様子
最後に、遠州鉄道旅行営業部担当者から、バスツアーを企画する際のポイントや注意点について、例として実際に遠州鉄道によって開催されたツアーを提示しながら、解説されました。
受講した学生たちは本講義での学びをもとに、実際にバスツアーを企画し、2025年12月上旬のツアー実施を目指します。

発行部署:企画室