教育・研究

2025年07月16日

「地域福祉論」にてゲストを迎えたパネルディスカッションを実施しました

パネルディスカッションの様子の画像

6月16日、文化政策学部専門科目「地域福祉論」(担当:小林淑恵准教授)にて、浜松地域で活躍する民生委員、保護司の方々と学生によるパネルディスカッションが行われました。

テーマ「地域を支援するボランティアと若者。いま、世代を超えてできること」

パネリストは、以下の4名です。
晝馬 るみ 様(民生委員、児童委員)
特別支援学校を定年退職後、民生委員となり9年間活躍。浜名地区の会長を務める。その他、浜北警察署協議会委員、浜松市浜北区協議会委員、浜松市社会教育委員会委員、浜名中学校区青少年健全育成会委員等を歴任。
澤木 信孝 様(保護司)
民間企業を定年退職後、65歳まで関連企業に勤務しながら保護司になり13年10名の保護観察を担当(勤務は現在も継続)、3年前より浜北区保護司会、その後浜名区保護司会の事務局を兼任。また浜北警察署協議会委員(4年間)、静岡県薬物乱用防止指導員、地元の浜名中学校区青少年健全育成会等を担当・継続中。
鈴木 颯悟さん(文化政策学科3年)
細井 智美さん(文化政策学科3年)
司会(ファシリテーター)
小林 淑恵(担当教員)
まずパネリストの方のご略歴と民生委員・保護司になったきっかけ、具体的なお仕事が語られ、その後、学生からの疑問に基づくトピックとして、(1)地域ボランティアの負担感と担い手不足問題、(2)世代間の交流を高める方策について、ディスカッションが行われました。
パネルディスカッションの様子の画像
学生からは、「民生委員や保護司という言葉を知らなかったが、やりがいと責任の大きさを感じた」「『対象者が心を開いてくれたときの感動』というエピソードには共感を覚えた」といった感想があげられていました。また、今回、ご登壇頂いたパネリストお二人ご自身にも「こういった仕事は現役引退後に活動に入るケースが多くそれが当たり前に感じていたが、これからはワークライフバランスを重視して現役世代から地域に関わることが重要になってくるのではないか」という気付きがあったようです。
ディスカッションでは、再犯防止のための就業促進として企業が「協力事業主」になることについて、企業イメージにプラスなのかマイナスなのかといった議論もあり、学生からは、ニュートラルな立場に基づく意見が多いのが印象的でした。
パネリストたちの集合写真

発行部署:企画室