教育・研究
2025年07月18日
「地域福祉論」にてゲストを迎えた特別講義を実施しました

7月7日、文化政策学部専門科目「地域福祉論」(担当:小林淑恵准教授)にて、浜松医科大学の次世代創造医工情報教育センターで活躍する、成瀬愛子特任助教をゲスト講師としてお招きし、社会課題解決へとつながる「アントレプレナーシップ」について講義していただきました。
テーマ:「自分×まち×ケア ~地域の未来を創るためにできること」
講義の始めには「偏愛マップ」を作成し、円の中心に学生自身の名前と似顔絵、周辺に好きなもの・好きな事を挙げ、自分の関心に改めて向き合いました。

講義では、「アントレプレナーシップ」とは、自らの枠を超えて行動を起こし、新たな価値を生み出していくことであると説明されました。成瀬特任助教からは、浜松医科大が、学部の1年生から行っているアントレプレナーシップ教育、またそのマインドを形にする課外活動としてアプリ開発、病院探検ツアー企画、学内で行っているアイデアピッチコンテストなど、いくつかの事例をご紹介頂きました。

例1)「あったらいいな」を形にする

日本救急医学会 2023年度 学生セッション優秀演題(杉浦 勇希さん)
例2)「医療×○○」

点滴を吊す木製スタンド(医木連携)
例3)社会的処方とは?
- 心の病には薬でなく「無料美術館チケット」を処方
- 高血圧患者さんへ降圧薬ではなく、食事管理アプリでコントロール
また、成瀬特任助教は、自分自身の興味関心と社会課題を再認識し、「自分×〇〇」という掛け合わせマインドを持つことで、アントレプレナーシップの種が見つかると説明され、受講した学生たちにとっては、この講義のすぐ後から、また大学卒業後の自分を見据えて、どのような行動を取っていくのか考える貴重な機会になりました。
発行部署:企画室