学生・卒業生の活躍

2022年10月19日

「プラハ・カドリエンナーレ2023学生・新人部門」ワークショップ&コンペティションにおいて、本学学生が最優秀賞・優秀賞・特別賞を受賞

プラハ・カドリエンナーレ2023ビジュアル

2023年6月、チェコ共和国の首都プラハで開催される世界最大の舞台芸術イベント「プラハ・カドリエンナーレ2023」において、日本ブース(学生・新人部門)の現地会場に設営される舞台装置デザインのワークショップ及びコンペティションが開催されました(主催:一般社団法人日本舞台美術家協会、JATDT)。

コンペティションに参加したのは全国7大学(静岡文化芸術大学、大阪芸術大学、玉川大学、多摩美術大学、日本大学芸術学部、武蔵野美術大学、明治大学)から74名の学生が参加。10名の舞台美術家・大学教員による指導のもと、3週間に渡ってチームでデザイン作業が行われました。コンペティションの作品テーマ「繋がる」をもとに、多くの力作が勢揃いしました。
賞状

本学から参加したのは、岡田貴一さん(デザイン学科4年)、LEE HYE INさん(デザイン学科3年)、高橋のどかさん(芸術文化学科3年)、福井健吾さん(芸術文化学科3年)、酒巻鼓さん(芸術文化学科2年)、長沼かほりさん(芸術文化学科2年)、久貝奈々美さん(デザイン学科1年)7名。デザイン学科にとどまらず、学科を越えた協働作業でコンペティションに挑戦し、指導教員の中川晃准教授(デザイン学科)と共に参加しました。

審査の結果、岡田さんと酒巻さんを含む大学混成チームが見事に最優秀賞に輝き、LEEさん、高橋さん、久貝さんの静岡文化芸術大学チームが優秀賞、福井さんと長沼さんを含む大学混成チームが特別賞を受賞するという、素晴らしい結果となりました。その中でも岡田さんや福井さんは上位学年としてリーダーシップを発揮しました。

最優秀賞の作品は、「プラハ・カドリエンナーレ2023」のStudent Exhibition会場・JAPAN Boothに実際に設営されます。

審査結果

最優秀賞 「糸作」チーム
静岡文化芸術大学(岡田さん、酒巻さん)・明治大学・日本大学芸術学部
優秀賞 日本大学芸術学部
優秀賞 静岡文化芸術大学(LEEさん、高橋さん、久貝さん)
奨励賞 玉川大学
特別賞 混成3チーム
静岡文化芸術大学(福井さん、長沼さん)・ 日本大学芸術学部
特別賞 多摩美術大学
最優秀賞「糸作」
最優秀賞チーム名「糸作」
優秀賞(静岡文化芸術大学)
優秀賞
特別賞「混成3チーム」
特別賞「混成3チーム」

受賞のコメント

最優秀賞を受賞した「糸作」のリーダー岡田貴一さんの受賞コメント、ならびに指導担当である中川晃准教授のコメントです。
岡田貴一さん(デザイン学科4年)
今回「繋がる」というテーマから、現代における人と人の繋がりを見つめ直しました。そこで見出した要素を大切な価値観として捉え、単なる場を創るだけでなく、体験を通してメッセージを伝えることを目的としました。
このワークショップへの参加は、私にとって非常に刺激的な経験となりました。自分とは異なる分野で勉強をしている学生と共に行うコンセプトワークの中で、 新しい価値観や考え方に触れることで私自身の思考の幅が広がりました。メンバーで行ったミーティングは非常に有意義な時間だったと感じています。
中川 晃准教授(デザイン学科)
最優秀賞の「糸作」、特別賞の「混成3チーム」は異なる大学のメンバーで構成されました。また、優秀賞に輝いたチームも韓国、浜松、沖縄と遠隔状態での協働作業となりました。そのため、ミーティングは全てリモートで行われました。
しかしながら、実際に会うことが無くともコミュニケ ーションを密に取り、相互を理解し、作品のクオリティを追求したことは、今回のワークショップ のテーマである「繋がる」をまさに象徴していたと思います。また、デザイン学科と芸術文化学科という異なる学科の学生がコンビを組む事で力を更に発揮したことは、本学の強みと言えるでしょう。

発行部署:企画室