学生・卒業生の活躍

2022年11月22日

「浜松市雑がみ分別袋」にデザイン学部3年の佐野颯海さんのデザインが採用されました

浜松市の「雑がみ分別袋」の新しいデザインのコンペが本学学生を対象に行われ、佐野颯海さん(デザイン学科3年)の作品が最優秀作品として選ばれました。
浜松市では、家庭から出される燃えるごみのうちの約30パーセントが紙類であり、そのうちリサイクルできる雑がみが約35パーセント占められているのが現状です。若者を中心とした幅広い世代に雑がみの分別、リサイクルを推進するために、持ち歩きたくなるようなデザイン性の高い「雑がみ分別袋」を制作しようとする市の企画に対して、本学学生がデザイン案を応募しました。
浜松市長と佐野さんの画像
浜松市長から授与される佐野さんの画像
鈴木康友浜松市長より表彰状と記念品の授与がありました。(佐野颯海さん  デザイン学科3年)
デザイン制作にあたって佐野さんは、外では一見オシャレなお店の袋が、自宅に戻れば雑がみ入れに生まれ変わることを意識したとのことで、葉とループを組み合わせたシンボルマークに「LET’S COLLECT! ZATSUGAMI」というキャッチフレーズを加えたシンプルかつ訴求力があるロゴデザインに仕上げました。
浜松市長と佐野さんが歓談する画像
受賞者表彰式の席上で佐野さんから「出身である富士宮市や富士市には製紙工場がたくさんあり、自分も小学生の頃は地域の廃品回収に参加したり、工場見学に行った思い出がある。これからもごみ分別の意識を高めていきたい。」との抱負が述べられました。
また、鈴木市長からは「シンプルな素晴らしいデザインである。雑がみの分別が進むことによってごみ減量につなげてほしい。」との言葉をいただきました。
今回の分別袋は、市内の一部店舗の売り場で12月から購入商品の持ち帰り用紙袋として使用され、本学生協でも活用される予定です。

デザインコンセプト

紙の原料である木を想起させる葉と、雑がみの再生、すなわちループを意図したマークを掛け合わせたロゴデザインを制作し採り入れたものになります。キャッチフレーズは「LET’S COLLECT! ZATSUGAMI」としました。語感のよさやわかりやすさを意識し「ZATSUGAMI(雑がみ)」という日本語をあえて用いています。また主張しすぎない採り入れ方によって、気軽に持ち運べるようにしました。

発行部署:地域連携室