学生・卒業生の活躍
2022年11月30日
学生団体「引佐耕作隊」による「久留女木の棚田」での米の脱穀が完了しました
浜松市北区引佐町にある「久留女木の棚田」でお米作りに取り組む学生有志団体「引佐耕作隊」は、2022年度も米作りを実施し、無事に脱穀が完了しました。本年度は、1年から4年の17名が1年を通して米作りに取り組みました。
本年度のお米の収穫量は約96キログラム(品種:にこまる)。収穫したお米は「久留女木 棚田の恵」という商品名で、年明けの2023年1月16日から本学の生協購買などで販売する予定です。ぜひご賞味ください。
本年度のお米の収穫量は約96キログラム(品種:にこまる)。収穫したお米は「久留女木 棚田の恵」という商品名で、年明けの2023年1月16日から本学の生協購買などで販売する予定です。ぜひご賞味ください。
「引佐耕作隊」のアピールポイント
「引佐耕作隊」が販売するお米のパッケージには、久留女木の棚田で創出される「水源涵養」、「都市農村交流の機会創出」などの「棚田の多面的機能」を描いています。これらの機能を享受する都市住民も共に考えることが重要です。
「引佐耕作隊」は、お米を育てるだけでなく育てたお米の販売も行います。お米の販売によって得られる収益は「引佐耕作隊」の次年度の活動資金に充てられています。そのため「引佐耕作隊」のお米を購入していただくことにより、都市住民も、間接的に棚田保全に関わることができます。「引佐耕作隊」は、久留女木の地域の方々に支えていただきながら、米作りの技術は先輩から後輩へと繋いでいきます。お米を販売し、自主財源を確保することで、持続可能な活動となっています。
「引佐耕作隊」は、お米を育てるだけでなく育てたお米の販売も行います。お米の販売によって得られる収益は「引佐耕作隊」の次年度の活動資金に充てられています。そのため「引佐耕作隊」のお米を購入していただくことにより、都市住民も、間接的に棚田保全に関わることができます。「引佐耕作隊」は、久留女木の地域の方々に支えていただきながら、米作りの技術は先輩から後輩へと繋いでいきます。お米を販売し、自主財源を確保することで、持続可能な活動となっています。

「引佐耕作隊」メンバーからのコメント
多くの方々のご協力のもと、今年も無事収穫を迎えることができました。台風で稲が倒伏するトラブルがありましたが、地域の方にご指導いただき、みんなで乗り越えることができました。
収穫したお米は、1月に大学生協などで販売する予定です。丹精込めて育てたお米なので、多くの方に召し上がっていただけると嬉しいです。また、私たちの活動を通して、都市住民にも棚田の多面的機能や中山間地域の魅力を知ってもらい、地域の方々の想いや美しい景観を将来へつなげていきたいと思います。
(文化政策学科2年 酒井美緒さん)
収穫したお米は、1月に大学生協などで販売する予定です。丹精込めて育てたお米なので、多くの方に召し上がっていただけると嬉しいです。また、私たちの活動を通して、都市住民にも棚田の多面的機能や中山間地域の魅力を知ってもらい、地域の方々の想いや美しい景観を将来へつなげていきたいと思います。
(文化政策学科2年 酒井美緒さん)
「久留女木の棚田」について

「久留女木(くるめき)の棚田」は浜松市北区引佐町に位置しており、総面積は約7.7ヘクタール、その中に約800枚の田んぼがあると言われています。2022年には、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」にも認定された美しい棚田です。
この棚田は、平安時代が起源とも言われ、とくに戦国時代に井伊氏(井伊直虎の祖父)の庇護のもと開墾が進んだと考えられており、古い歴史と文化を有しています。2017年には、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」のロケ地としても使用されました。
2022年度の作業
5月 | 田起し |
---|---|
6月4日 | 代掻き |
6月12日 | 田植え |
7月から9月 | 水管理・除草 |
10月15日 | 一斉草刈りデーへの参加(鹿対策用ネット張り) |
10月29日 | 稲刈り |
11月12日 | 脱穀 |
12月 | 精米・米のパック詰め |
1月 | 販売 |

田起こし

代掻き

田植え

水管理・除草

鹿対策用ネット張り

稲刈り

発行部署:企画室