学生・卒業生の活躍
2025年12月04日
「グッドデザインしずおか2025」で本学学生がニューホープ賞を受賞しました
静岡県が主催する「グッドデザインしずおか2025」で、本学の竹田セレナさん(デザイン学部2年)の作品がニューホープ賞を受賞し、12月2日に授与式が行われました。
竹田さんは、指導教員の勧めで「グッドデザインしずおか」に応募し、高い評価を受けました。
本賞は、中小企業等のデザインの戦略的な活用促進を目的に、県内で生み出されたデザインの優れた「モノ」や「コト」を「グッドデザインしずおか」として選定・顕彰するもので、今年度で32回目となります。
今回は応募点数81点の中から大賞を含む13点が選定されました。ニューホープ賞は、大学生、大学院生、専門学校生の提案の中から選ばれる賞になります。


受賞作品
作品名「てのも ~手つなぎコミュニケーションツール~」

中野民雄「グッドデザインしずおか2025」審査委員長と竹田セレナさん
作品のコンセプト
作品は、ナマケモノをモチーフにしたぬいぐるみ型ツールで、伸びる腕と手のひらの構造によって、手つなぎを嫌がる子どもと親が楽しく自然につながれるように設計しました。授業の「ユニバーサルデザインⅠ」で制作したもので、身体的な配慮だけでなく、精神的な部分に寄り添うデザインを目指しました。幼児期の手つなぎ拒否が親子関係の悪化につながる可能性があるというデータから新しいコミュニケーションツールの着想を得ました。近所の託児所へ作品を持参し、子どもたちに試してもらったところ、子どもたちから「かわいい!」と好評で、保護者の方からは具体的な改善提案も頂きこの形となりました。
受賞コメント
企業の方も多く参加するコンペへの応募は初めてで、二次審査のプレゼンテーションは大変緊張しましたが、審査員の前で堂々と発表できたことは大きな経験になりました。
進路の分野選択で悩んでいる最中ですが、自分のやりたいことに前向きに挑戦し、将来につなげたいです。
竹田さんの作品は、他の受賞作品とともに、「第101回 東京インターナショナルギフトショー2026春」(2026年2月4日から6日・東京ビッグサイト)にて展示される予定です。
発行部署:企画室
