学生・卒業生の活躍
2025年12月16日
「富山デザインフェア2025 パッケージデザインコンペティション」で本学学生が企業賞を受賞しました
富山市が主催する「富山デザインフェア2025 パッケージデザインコンペティション」において、本学デザイン学部3年の山口 和花奈さんの作品が、企業賞を受賞しました。
本コンペティションは、「富山の売薬」で知られる配置薬業をルーツとする富山のデザイン産業を広く周知するとともに、将来デザイナーを目指す学生の技術力向上を目的として、アイデアあふれるパッケージデザイン作品を公募するものです。
今回の募集テーマは「富山の○○をつつむ」。
富山市の特産品や富山市らしいものであれば、包む対象の種類は不問とし、挑戦的なパッケージデザインを募集したところ、全国から144点の応募がありました。
その中で、自宅で富山のとろろ昆布おにぎりをつくることができる商品パッケージを制作した山口さんの作品が、企業賞(株式会社タイヨーパッケージ賞)を受賞しました。
受賞作品
「富山のとろろ昆布おにぎりをつつむ」
作品コンセプト
富山では昆布文化が深く根付いており、中でもとろろ昆布おにぎりは家庭の味として親しまれています。本パッケージは、その魅力を自宅で「自分の手で握る体験」とともに味わえるお土産です。おにぎりを握る様子を再現し、おにぎり型の箱にはとろろ昆布・白エビの佃煮・富山米をセット。さらに北前船の寄港によって広がった昆布文化の歴史も紹介しています。ふわふわのおにぎりを握りながら富山の食文化に触れることができるデザインとしました。
受賞コメント
富山のとろろ昆布おにぎりは、実際に富山を訪れた時に初めて出会った食文化でした。今回のコンペでは、旅の醍醐味を「その土地の文化を知ること」と捉え、旅のお土産として自宅で富山のとろろ昆布おにぎりをつくることができる商品パッケージを提案しました。今回の受賞を通じて、富山のとろろ昆布文化に少しでも興味を持ってくださった方がいれば、とても嬉しく思います。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
発行部署:企画室

