学生団体「ホスピタルアートプロジェクトしずおか」が「みんなのカラフルさんぽみち」展覧会を静岡県立こども病院で開催しました

学生団体「ホスピタルアートプロジェクトしずおか（通称・HAPS）」は、病院でアートやデザイン活動を行う団体として、本学の複数学科の学生が参加し、2014年から活動しています。これまで静岡県立こども病院では、患者さんと対面でのワークショップを行ってきましたが、コロナ禍の状況下では患者さんと接することはできないため、今回は「みんなのカラフルさんぽみち」と題した展覧会を2023年3月3日から5月31日まで開催しました。

絵を展示するだけではなく、歩くだけで楽しくなるような散歩道をイメージし、アーティスト・木梨憲武氏の作品8点と作品のモチーフを使った装飾を壁に展示しました。入院病棟と外来病棟、リハビリセンターを繋ぐ30メートルほどの廊下を散歩道にすることで、楽しく歩きたくなる＝リハビリにもなることを目指しました。

木梨憲武氏の展示作品は、数ある中から病院の方々に選んでいただき、学生がキャプションを考えました。装飾は、こどもの目線で楽しめるよう、病院の方々、今回ご協力いただいた一般財団法人木梨憲武財団の皆さんと何度も相談し、感染症対策として消毒できる素材等で作成しました。装飾の制作にあたっては、本活動にご寄付をいただいている企業の皆さんも本学にいらっしゃり、作業を手伝っていただきました。

多くの方々のご協力により開催された本展覧会は、患者さんをはじめ、病院を利用する多くの人々、病院職員の皆さんに楽しんでいただくことができました。