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2023年10月13日

県内6大学が連携する「テーマ別交流会」に本学学生が参加しました

9月21日、ふくろい産業イノベーションセンターが実施する、県内6大学連携による「テーマ別交流会」に本学学生が参加しました。
ふくろい産業イノベーションセンターが実施する県内6大学連携による「テーマ別交流会」参加者
交流会に参加する学生たち
2021年4月に開所した「ふくろい産業イノベーションセンター」では、多様な主体が社会課題等を様々な視点で見つめ、その解決策を検討する過程に埋もれているビジネスチャンスの発掘をめざす「テーマ別交流会」を開催しています。
その中で、学生の「若いチカラ」の活用により、固定観念や暗黙の了解に捉われずに、大人には無い視点や柔軟な発想に辿り着くことができるのではないか、課題の解決やイノベーションにつなげることが出来るのではないか、という期待感から今回の交流会が開催されることになりました。(交流会事務局:ふくろい産業イノベーションセンター)
県内の6つの大学(静岡文化芸術大学、静岡理工科大学、静岡福祉大学、静岡産業大学、聖隷クリストファー大学、静岡大学)から11名の学生が参加し、ディスカッションを行いました。
テーマは「ヤングケアラー問題から考える、在宅介護における負担の軽減」です。冒頭、大学に在学しながらNPO法人CoCoTELI(ココテリ)を立ちあげた平井登威(ひらいとおい)さんより、自身のヤングケアラーとしての経験から事業の立ち上げに至ったこと、クラウドファンディングを利用した現在の活動状況などについてのお話がありました。
NPO法人CoCoTELI(ココテリ)を立ちあげた平井登威さん
交流会に参加した学生たち
後半は、学生が順に自己紹介や感想を述べた後、自由に討議が進み、各自の専門分野からのコメント等を求められ、異なるバックグラウンドを持つ学生同士の対話を経験しました。本交流会は今後も継続的に開催する予定です。

参加した学生の感想

  • 自分と異なる分野を学んでいる方々の視点を知ることができて、とてもよい刺激になりました。
  • ヤングケアラーという議題ひとつでも各々が思う問題意識は千差万別で、アプローチの仕方にも様々な可能性があるということを実感しました。
  • 今回、非常に貴重な経験となりました。ヤングケアラーという社会問題を、どこか他人事、自分とは縁遠いものと感じていましたが、ワークショップに参加した同性代の様々な経験を聞き、自分の勘違いに気づきました。またヤングケアラーは、そのケアがただただ困難で苦痛であると想像していましたが、「やりがい」だと感じている人もいる、ということが大きな学びでした。まず学ぶことができたことに感謝し、次の行動に移して行きたいと考えました。

発行部署:企画室