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2024年11月12日

英国・バンガー大学での語学研修に本学学生が参加しました

バンガー大学(英国・ウェールズ)での語学研修に、本学の学生が参加しました。この研修は、語学学習と文化体験を中心に構成されており、歴史と伝統が息づくウェールズで、参加者にとって学びと異文化交流を深める貴重な機会となりました。
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バンガー大学は1884年にウェールズで初めて設立された大学で、翌1885年には英国王家からRoyal Charter(勅許)を授けられた由緒ある大学です。Sir George Meyrick准男爵が総長を、エドマンド・バーク博士が学長を務め、140年以上にわたる歴史と伝統を誇ります。海洋生物学をはじめ、農学、森林学、環境学、心理学などの分野で高い評価を得ており、特に海洋生物学は世界的にもトップレベルとされています。

今回の研修には、本学から1年次から大学院2年次までの学生4名が参加し、現地で英語を中心とした語学学習や英国文化に触れる体験をしました。ダブリン大学トリニティカレッジの教授陣が授業を担当するStudy Abroad Programでは、英語の授業だけでなく、メディア学や専門分野のプログラムも受講でき、日本人学生の英語力向上に重点を置いた教育が行われました。さらに、バンガー近郊の都市や世界遺産、国立公園、ナショナルトラストに登録されている観光地を訪れるフィールドトリップも実施され、体験を通して学びを深める機会が提供されました。
バンガー大学2
バンガー大学3

【研修期間】
令和6年9月1日 ~ 令和6年9月22日(3週間)

【滞在方法】 
ホームステイ

【学生の体験談】

デザイン学部3年 和田渉夢(ワダ アユム)
「ウェールズやバンガー地方の歴史を学び、現地の古城を巡るフィールドトリップにも参加しました。日常生活で必要な語彙の習得や、アカデミックなライティング技術の向上に役立ち、閉会セレモニーでのプレゼンテーションやスピーチにもつながりました。」

国際文化学科2年 渡邉あのん(ワタナベ アノン)
「バンガー大学での授業では積極的に英語で発言することを心がけました。最初はためらいもありましたが、徐々に自信がつき、ディスカッションを通じてスピーキングとリスニングのスキルが鍛えられたと感じます。ウェールズ語の学習も行い、街中での交流に役立ちました。ホストファミリーとの生活では、文化の違いを感じながら英語でのコミュニケーションが深まり、素晴らしい思い出ができました。」

デザイン研究科2年 小林遥伽(コバヤシ ハルカ)
「異文化交流を通して、自分の価値観が大きく変化しました。特にバンガーの歴史や伝統について学ぶことで、現地の人々の愛国心を強く感じました。ホームステイ先では美しいウェールズの自然を満喫しながら、ホストファミリーと毎日出かける経験は貴重なものでした。」

国際文化学科1年 降旗優希(フリハタ ユウキ)
「英語を話す自信がつきました。発音や表現が上達し、先生やホストファミリーと積極的に会話ができるようになったことが嬉しかったです。今回の研修を通して、長期留学への意欲も高まりました。」
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充実したプログラム内容に加え、バンガー大学が位置するウェールズ北部の美しい自然環境も、学生にとって大きな魅力でした。地元の人々の温かいサポートのもと、学生たちはのびのびと過ごし、学問と生活の両面で充実した時間を過ごすことができました。

今回の参加学生には、静岡文化芸術大学基金から4万円の奨学金が給付されました。
本学では、今後も学生が海外での学びと経験を積む機会を提供するため、研修プログラムの充実に努めてまいります。

発行部署:教務・学生室