教育・研究
2025年07月30日
「100年企業戦略ONLINE」6月17日付記事に本学文化政策学部 曽根秀一教授へのインタビュー記事が掲載されました
ファミリービジネス学会会長でもある文化政策学部曽根秀一教授が「長寿企業に学ぶ存続の秘訣」についてインタビューを受けた様子が、一般社団法人100年企業戦略研究所が発信する「100年企業戦略ONLINE」に掲載されました。

インタビューでは、日本の長寿企業に世界中から関心が集まっており、「なぜ日本には老舗企業が多いのか」「企業が存続するための要素は何か」といった問いに対して、曽根先生は、日本には創業100年以上の長寿企業が4万社以上存在し、世界でも突出した数字であることに触れています。長寿の理由には、「続けることを重視する」日本独特の価値観があり、急拡大を避けて地道に事業を継続する姿勢が根付いていること、株式の分散を避ける工夫や仕組み、婿養子制度などの柔軟な後継者選びも特徴であると答えています。老舗企業は地域や業界全体との共存共栄を重視し、目先の利益よりも地域貢献や社会的役割を優先していると指摘します。今後の企業存続には、変化への対応や、経営理念を次世代へ伝えることが重要であるとも述べています。
発行部署:企画室