学生・卒業生の活躍
2023年11月14日
本学デザイン学部の学生が富山デザインフェア2023 「パッケージデザインコンペティション」で入賞しました
富山市が主催する富山デザインフェア2023 「パッケージデザインコンペティション」で、デザイン学部3年の串田こころさん、兵頭柚衣さんの作品が入賞しました。
富山デザインフェア2020 「パッケージデザインコンペティション」は、「富山のくすり」としての300年以上の歴史をルーツとする富山市のデザイン産業を通して、富山市のPRとデザイナーを志す学生の技術向上を目指して開催されています。
富山市Webサイト(富山デザインフェア2023 「パッケージデザインコンペティション」ページ)
受賞作品

奨励賞
「富山の海の宝石をつつむ」
作品テーマ・コンセプト
富山湾の海の幸であるホタルイカ・白エビ・甘エビ・紅ズワイガニをモチーフとしており、それらには宝石のように綺麗という特徴があります。そんな魅力を伝えるかまぼこのパッケージをコンセプトとして制作いたしました。モチーフとした海の幸はどれも漁法に網を用いられています。そこから着想し、網で魚を捕まえたような巾着型のパッケージを考えました。楽しく手に吊り下げて持ち歩いた後は宅飲みのおつまみなどとしてシェアして食べてもらい、さらに食べ終わっても巾着としておしゃれに使用できるものを目指しました。受賞のコメント
作品を仕上げるまでに、何度も試作を重ねたことが大変でした。ご指導いただいた佐井先生と、今回のコンペに一緒に参加した兵頭さんと、試作したものを見て意見を交換しながら制作したことで、コンセプトに合った作品を仕上げることができました。今回、奨励賞をいただき大変嬉しく思います。富山県の魅力を伝えつつ、手にした人に楽しんでもらえるような作品を目指しました。今後もより良い作品を制作するため、精進して参りたいと思います。

特別賞(チューリップテレビ賞)
「富山の海の幸をつつむ」
兵頭柚衣さん(デザイン学部3年)
作品テーマ・コンセプト
富山湾でたくさん魚がとれる秘密の1つが、山の養分をたっぷり含んだ沿岸海水、回遊魚を呼び込む暖流の対馬海流、水温2℃以下に保たれている日本海固有水の3層に分かれていることだということに注目し、「富山の海の幸をつつむ」をテーマに、3層の海からとれる魚のおせんべいのパッケージを制作しました。若いファミリー層をターゲットに、富山湾おせんべい(とやまべいおせんべい)というキャッチーな名前と柔らかい色合い、手のひらサイズの箱で手に取りやすさを意識しました。受賞のコメント
想像やイラストでは上手く出来ているように感じても、実際にものを作ってみると、大きさや色、質感などが思うようになりませんでした。作りながら大きさや素材を検討して、納得のいくものにするのが大変でした。また、タトゥーシール、白地シール、透明シールを使ったのですが、同じ色で印刷してもそれぞれ色の見え方が異なるので、全体が綺麗に見える色合いになるよう調節を頑張りました。今までの作品の中でも一番苦戦したものだったので、嬉しい気持ちはもちろん頑張ったなぁという思いも大きいです。 前期終了時から夏休みのブラッシュアップ期間を経て、かなり自分の作りたい形に近づけることができました。
今後も、頭で考えるばかりでなく、実際に手を動かして試してみることを大切にしていきたいです。
富山デザインフェア2023 「パッケージデザインコンペティション」概要
【テーマ】「富山の〇〇をつつむ」
【規格】
- 富山市の特産品や富山らしいものであれば、つつむもの(〇〇)の種類は問わない
- つつつむもの(〇〇)・コンセプトは自由(既存のメーカー、商品の名称は使用不可)
- パッケージの形態、素材は問わない
- 作品は実物大とする
- サイズ(30センチメートル×30センチメートル×30センチメートル)以内
- 未発表の作品に限る
【応募資格】日本国内の大学、大学院、短期大学、専門学校に在学中の学生
【出品料】無料
【出品点数】制限なし
【作品提出】2023年9月8日(金曜日)必着
【審査委員】
畝野裕司(主任審査委員、公益社団法人日本パッケージデザイン協会理事)
公益社団法人日本パッケージデザイン協会北陸地区会員、富山大学芸術文化学部教授、協賛企業他
【賞】
- パッケージデザイン大賞(1点) 賞金15万円
- パッケージデザイン賞(1点) 賞金5万円
- 奨励賞(2点) 賞金3万円
- 公益社団法人日本パッケージデザイン協会賞(1点) 記念品
- 特別賞(数点)
【展示】2023年9月29日(金曜日)から10月1日(日曜日)
富山市民プラザ2階 アートギャラリー
発行部署:企画室