学生・卒業生の活躍
2024年07月17日
高嶺の森に本学学生制作の造形物が設置されました
御殿場市にある複合型の福祉施設「高嶺の森」に本学学生が制作した立体造形作品が飾られることになりました。
これは、高嶺の森を運営するフジ虎ノ門グループから、同所の芸術性を高め憩いの場としてさらに磨きをかけたいという目的で本学に立体造形物の制作依頼があり、コンペ方式で学生から作品を募集したものです。
これは、高嶺の森を運営するフジ虎ノ門グループから、同所の芸術性を高め憩いの場としてさらに磨きをかけたいという目的で本学に立体造形物の制作依頼があり、コンペ方式で学生から作品を募集したものです。
設置作品

最優秀賞「だれもしらないカモシカ」
藤津もなさん(デザイン学部3年)
作品コンセプト
モチーフであるニホンカモシカは、日本固有種の動物で特別天然記念物に指定されています。私は遭遇したことがありませんが、標高700から2500m程度の山岳丘陵地帯に生息しているそうです。高嶺の森付近にもいるのでしょうか。いずれにせよ、じっくりと観察する機会の少ない動物だと思います。そんなカモシカが私たちの見えないところでどんな生活をしているのか、彫刻を見ながら想像することで癒しを感じてもらいます。さらに、同行者と一緒に彫刻を見ることで会話のきっかけを生むことができます。
モチーフであるニホンカモシカは、日本固有種の動物で特別天然記念物に指定されています。私は遭遇したことがありませんが、標高700から2500m程度の山岳丘陵地帯に生息しているそうです。高嶺の森付近にもいるのでしょうか。いずれにせよ、じっくりと観察する機会の少ない動物だと思います。そんなカモシカが私たちの見えないところでどんな生活をしているのか、彫刻を見ながら想像することで癒しを感じてもらいます。さらに、同行者と一緒に彫刻を見ることで会話のきっかけを生むことができます。

優秀賞「だいちのまなざし」
関あかりさん(デザイン学部2年)
作品コンセプト
私たち人間の営みは自然が見守ってくれていると考えます。高嶺の森にやってきた人は自然から何を感じ、どう昇華するのでしょうか。
この作品のテーマは「見守る」です。坂を歩く人間は鳥が人間を見守っていることを表しています。鳥は人間にとっての大地であり自然そのものであります。鳥がただ首を傾げるだけでも人間にとっては辛い坂になることで、純粋で厳しくも感じる人と自然の関係を表現しました。
高嶺の森の「心がまるくなる」というコンセプトから、鳥は可愛らしい丸みを
帯びた姿にしました。この作品はマスコット的役割を担い、高嶺の森に訪れた方を迎え入れてくれます。
私たち人間の営みは自然が見守ってくれていると考えます。高嶺の森にやってきた人は自然から何を感じ、どう昇華するのでしょうか。
この作品のテーマは「見守る」です。坂を歩く人間は鳥が人間を見守っていることを表しています。鳥は人間にとっての大地であり自然そのものであります。鳥がただ首を傾げるだけでも人間にとっては辛い坂になることで、純粋で厳しくも感じる人と自然の関係を表現しました。
高嶺の森の「心がまるくなる」というコンセプトから、鳥は可愛らしい丸みを
帯びた姿にしました。この作品はマスコット的役割を担い、高嶺の森に訪れた方を迎え入れてくれます。

特別賞「つながる園」
小林遥伽さん(デザイン研究科2年)
作品コンセプト
これまで研究を行ってきた触れたくなる色、形、素材についての知識を活かし、性別、年齢関係なく、作品に触れる全ての人が、触感の喜び、楽しみをもたらすアートワークを目指しました。
これまで研究を行ってきた触れたくなる色、形、素材についての知識を活かし、性別、年齢関係なく、作品に触れる全ての人が、触感の喜び、楽しみをもたらすアートワークを目指しました。

佳作「波と風のゆりかご」
竹内晴香さん(デザイン学部2年)
作品コンセプト
陸の生物であるポピーと海の生物であるクラゲを組み合わせることで自然の循環を表現しました。また自然の揺らぎを感じて、時間を忘れてリラックスできるような作品にしました。
陸の生物であるポピーと海の生物であるクラゲを組み合わせることで自然の循環を表現しました。また自然の揺らぎを感じて、時間を忘れてリラックスできるような作品にしました。

佳作「猫のいる木のくつろぎ場」
磯村友里さん(2024年3月デザイン学部卒業)
作品コンセプト
高嶺の森は「癒し」を大切にされていると感じたので、「人が癒されるもの」をテーマに設定しました。ここから人が癒されるのはどういうときなのだろう、と考えた時に「猫を見ている、なでている人は癒されているな」と気づきました。そこで、猫がくつろいでいる立体作品を作ることで、人が癒され、またくつろげるような空間ができるのではないかと考えました。
高嶺の森は「癒し」を大切にされていると感じたので、「人が癒されるもの」をテーマに設定しました。ここから人が癒されるのはどういうときなのだろう、と考えた時に「猫を見ている、なでている人は癒されているな」と気づきました。そこで、猫がくつろいでいる立体作品を作ることで、人が癒され、またくつろげるような空間ができるのではないかと考えました。
6月30日に高嶺の森こども園ホールにて表彰式が実施され、フジ虎ノ門グループ会長の土田博和様より受賞した学生一人ひとりに表彰状と副賞が手渡されました。

表彰式での様子

最優秀賞を受賞した藤津もなさん(デザイン学部3年)のコメント
このたびは素晴らしい賞をいただいたこと、とても嬉しく思っています。制作にあたっては山口先生を初めとした多くの方々に支えていただき、本当にありがとうございました。
素材には雨風に強いクスノキを使用し、強く触っても壊れにくい形状にすることで、長持ちするよう意識して制作しました。この作品が、長く高嶺の森を彩ることができましたら幸いです。
素材には雨風に強いクスノキを使用し、強く触っても壊れにくい形状にすることで、長持ちするよう意識して制作しました。この作品が、長く高嶺の森を彩ることができましたら幸いです。
発行部署:地域連携室