学生・卒業生の活躍

2024年12月27日

「第9回知財活用アイデアプレゼン大会」にて本学学生チームが入賞しました

第9回知財活用アイデアプレゼン大会(主催 公益財団法人静岡県産業振興財団)に、崔研究室より本学学生チームが参加し、優秀賞及び審査員特別賞を受賞しました。
本大会は、産学官金の地域支援機関が連携し、学生が大手企業の開放特許を活用した斬新な商品アイデアを創出するとともに、地域活性化を促進することが目的となっています。学生チームはアイデアの元となる6つの技術テーマから1つを選び、活用方法を提案します。2大学7チームが出場し、8分間のプレゼンテーションにて競い合い、最優秀賞1件、優秀賞2件、審査員特別賞1件が選ばれます。
本学からは4チームが参加。その中の「ウォーターメロン」、「ひまり」が優秀賞、「チーム崔ちゃん」が審査員特別賞を受賞しました。

第9回知財活用アイデアプレゼン大会

【日時】2024年11月15日(金曜日) 午後1時30分から午後5時20分
【会場】静清信用金庫 草薙支店 2階 研修センター
【主催】公益財団法人静岡県産業振興財団
【共催】静清信用金庫、浜松いわた信用金庫、一般社団法人静岡県発明協会
【出場校】静岡文化芸術大学(4チーム)、静岡県立大学(3チーム)
 

本学の受賞内容

優秀賞「ウォーターメロン」

ウォーターメロン

【メンバー】芦原久瑠実、荒木優志、松井綾嶺、松田歩莉、若林初花(国際文化学科2年)
【活用知財名】「氷の製法及び該方法によって得られる氷」

ICE DROPという家畜の背中にくっつく氷のアイデアを提案。夏の気温が年々上昇していることから暑さに弱い乳牛の課題に着目しました。近年の猛暑により、夏季における乳量の減少や繁殖性の低下が懸念されています。氷が乳牛の背中にくっついて体温を下げることで、乳量の増加が見込まれ、牧場の経営安定につながったり、私たち消費者も夏場にたくさんの牛乳が飲めるようになったりすることが考えられます。

優秀賞「ひまり」

ひまり

【メンバー】小野田留佳、川合春花、鈴木万結子、廣畠里音(国際文化学科1年)
【活用知財名】 デュアルタスク・カラータッチ

特許技術「デュアルタスク・カラータッチ」を基に、競技かるたと融合した新商品「かるたっち」を提案。かるたっちは柔軟な難易度設定や安全性、観戦者も楽しめる大画面表示が特徴で、初心者から競技者、高齢者まで幅広い層に対応可能です。また、聴覚障害者にも配慮し、テロップ機能を導入しています。競技かるたの普及や認知症予防を目指し、学校や商業施設での設置も提案しました。地域イベントで競技人口の増加と地域活性を図れる商品です。

審査員特別賞「チーム崔ちゃん」

チーム崔ちゃん

【メンバー】片山聖子(デザイン学科4年)、伊藤ジャスミン理子、近藤有莉、時馨、塚本恵、宮崎明日香、山口姫花、横田京香、リベラ・アシュリー(国際文化学科3年)
【活用知財名】「氷の製法及び該方法によって得られる氷」

高齢者の熱中症予防に「氷(こ)マメケア」という冷凍ペットボトル飲料のビジネスを提案。ペットボトル上の目盛りを目安に、溶けた分だけ飲む仕組みで、のどの渇きを感じづらい高齢者に定期的な水分補給を促します。「氷の製造方法及び該方法によって得られる氷」の特許を使用しているため、味が均一で最初から最後までおいしいです。配食サービスや介護・看護サービスを介して宅配し、高齢者の買い物の負担も軽減します。

横山学長への受賞報告

学長への報告
学長への報告

崔学松准教授と受賞した3チームのメンバーが、横山学長のもとを訪れ受賞の報告をしました。
横山学長からねぎらいの言葉をいただき、メンバーは緊張しながらもプレゼンテーションの内容について報告しました。

大学生を対象に開催されている本大会は、地域活性化とキャリア教育の理念に賛同する協賛各社からの課題に、毎年多くの大学生が挑戦します。本学においても、全学科目「地域連携演習」のプログラムの一つとなっており、国際文化学科の崔学松准教授のゼミ生を中心に毎年参加し、過去の入賞に続き、本年度も優秀賞、審査員特別賞を受賞することができました。

「地域連携演習・自主課題演習」は、実社会の課題を見つけ、体験を通して理解を深め、解決する方法を学ぶ演習科目です。学生たちは、学部・学科の枠を越えて実践的な学びに取り組んでいます。
学長への報告

発行部署:企画室