学生・卒業生の活躍
2024年12月10日
学生団体「りとるあーす」による「カスから生まれるプロジェクト」が令和6年度気候変動アクション環境大臣表彰で「気候変動アクション大賞」を受賞しました
フェアトレード普及学生団体「りとるあーす」による「カスから生まれるプロジェクト」が令和6年度気候変動アクション環境大臣表彰の普及・促進部門 緩和・適応分野で「気候変動アクション大賞」を受賞しました。
「りとるあーす」が2020年に開始した「カスから生まれるプロジェクト」は、「気候変動下でもコーヒー生産者の生活が営める仕組みをいかにつくるか」そして「そもそもどのように気候変動を緩やかにしていけるか」という2点に関する研究と実践を行ってきました。
コーヒー豆を取り出す時に破棄される果皮「カスカラ」を活用した「カスカラティー(注1)」の商品開発と販売の取り組みが高く評価され、この度「気候変動アクション大賞」に輝きました。
気候変動が深化すると、2050年にはコーヒーの適作地域が半減すると予測されています。適作地域が半減すれば生産者の収入が大幅に減ることから、生産国において気候変動は喫緊の課題として捉えられています。
「カスから生まれるプロジェクト」では、コーヒー豆による収入が減っていく未来においてもコーヒー生産者の副収入を作り出すことを目的として「カスカラティー」を企画しました。これは、中米・コスタリカで生産されるフェアトレードコーヒーの果肉を活用して開発したもので、コーヒー豆(種)の周りにある果皮「カスカラ」を乾燥させ、お茶として製品化しています。カウンターパートのコスタリカの生産組合は、コーヒーの利益を使って森林保全を行っており、「カスカラティー」を購入することで生産者の副収入になるだけではなく、気候変動の防止に参画することにもつながります。
表彰式への出席
表彰式2024年12月2日(月曜日)に浜離宮朝日ホールで行われた表彰式と受賞者フォーラムに、「りとるあーす」の学生メンバーの代表が出席しました。
横山学長への受賞報告
表彰式後、本プロジェクトの顧問であるデザイン学科 日比谷教授と国際文化学科 武田准教授、「りとるあーす」の学生メンバー9名が、横山学長のもとを訪れ受賞の報告をしました。
今回受賞したプロジェクトについてプレゼンテーションを行った後、横山学長にカスカラティーの試飲をしていただきました。
今回受賞したプロジェクトについてプレゼンテーションを行った後、横山学長にカスカラティーの試飲をしていただきました。
横山学長からはねぎらいと励ましの言葉をいただき、メンバーは緊張しながらも、受賞の感想を述べました。
プロジェクトが開始した2020年からメンバーの代替わりを経て、今回の受賞に至りましたが、先輩から後輩へ引き継がれ広がっていくフェアトレード活動に更なる期待が寄せられる報告となりました。
今後は「コーヒーと気候変動」をテーマとした書籍の出版も計画しており、「りとるあーす」の学生メンバーは引き続きフェアトレードの啓発活動に力を注ぎます。
プロジェクトが開始した2020年からメンバーの代替わりを経て、今回の受賞に至りましたが、先輩から後輩へ引き継がれ広がっていくフェアトレード活動に更なる期待が寄せられる報告となりました。
今後は「コーヒーと気候変動」をテーマとした書籍の出版も計画しており、「りとるあーす」の学生メンバーは引き続きフェアトレードの啓発活動に力を注ぎます。
発行部署:企画室