教員紹介

古賀先生写真

古賀 真弥KOGA Masaya

講師

  • デザイン学部 デザイン学科(匠領域)
E-mailアドレス m-koga@suac.ac.jp
ホームページURL http://msykoga.com/
キーワード:
彫金、金属工芸、金属造形、応用芸術、装飾芸術
出身地 福岡県
学歴 東京藝術大学大学院 美術研究科修士課程 工芸専攻 彫金研究分野 修了
学位 修士(美術)(東京藝術大学、2014年)
経歴 東京都立橘高等学校 非常勤講師(2015年から2016年)
長岡造形大学 教務補助職員(美術・工芸学科:彫金)(2016年から2017年)
東京藝術大学 美術学部工芸科 教育研究助手(2017年から2020年)
株式会社ビーファクトリー(2020年から2021年)
東京都立工芸高等学校 定時制マシンクラフト科 特別専門講師(2022年から2024年)
東京デザイン専門学校 ファッションアクセサリー科 非常勤講師(2022年から2024年)
山脇美術専門学校 ジュエリーデザイン科 非常勤講師(2023年から2024年)
静岡文化芸術大学 講師(2024年から)
資格 クレーン運転特別教育 修了
特定化学物質・四アルキル等作業主任者技能講習 修了
玉掛け講習 修了
担当授業分野 素材加工演習、匠造形演習、領域専門演習 など
研究分野 金工
研究テーマ 金工技法研究、芸術表現、装飾表現
研究業績 作品・プロジェクト
  • KOGEI Art Fair Kanazawa(ハイアットセントリック金沢 YOD Galleryブース、2017年、2019年、2021年、2022年、2023年)
  • KENZAN(東京芸術劇場、2022年、2023年)
  • “Smash Hits 03” from ONBEAT(YUGEN Gallery(東京:渋谷)、2022年)
  • NAKED オークションゼロ@NAKED GARDEN ONE KYOTO(京都本願寺伝道院、2022年)
  • いい芽ふくら芽 in Fukuoka(大丸福岡天神店、2021年)
  • SICF22(スパイラル(東京:青山、2021年)
  • 音でつくる・音をつくる・かたちをつくる(藝大アートプラザ、2019年)
  • 壁11㎡の彫刻展(いりや画廊(東京:入谷)、2019年)
  • AKKA-工芸とアートの金沢オークション(石川県政記念しいのき迎賓館、2018年、2017年)
  • 東京藝大 in 銀茶会(銀座 伊東屋 G.Itoya10F HandShake Lounge、2018年)
  • “茶境” 第6回国際茶文化交流展(東京藝術大学、清華大学美術学院、2018年)
  • MITSUKOSHI × 東京藝術大学「夏の芸術祭」(日本橋三越本店本館6階美術フロア、2016年、2018年)
  • 第57回 日本クラフト展(東京ミッドタウン デザインハブ、2017年)
  • 21世紀鷹峯フォーラム 次世代工芸展(京都市美術館別館、2015年、2016年)
  • 個展(いりや画廊(東京:入谷)、2015年)
  • LOVE THE MATERIAL ART CROSS PROJECT 2014 in AKASAKA(ホテルニューオータニ サンローゼ赤坂、2014年)
  • Art Fusion : Japanese Contemporary Pioneers(Rogue space chelsea gallery(New York)、2013年、2012年)
  • 第27回 日本ジュエリーアート展(上野の森美術館、2012年)
  • 他グループ展など多数
受賞歴
  • 東京藝術大学 安宅賞(2013年)
  • 次世代工芸展2016審査員賞「YODギャラリー賞」(2016年)

メッセージ

私たちの周りでは様々な金属が様々なカタチで使われています。
金属なしには人間の生活は成り立たない程で、現代社会では金属が関わらない分野は無いといっても過言ではありません。
みなさんは生活の中で金属についてどのように考えたことがあるでしょうか?

私は金属を扱う分野の中でも、伝統技法と呼ばれる金属工芸(金工)の技術を学び、それを基にアート作品や装飾品などの制作を通して、金属ならではの質感や色彩表現を活かした新たな表現方法の展開を目指し研究に取り組んでいます。
伝統と聞くと守らなければならないことが多いような堅苦しいイメージを持ってしまうかもしれませんが、先人があらゆる工夫を凝らし磨き上げてきた知識・技術を学んだ上で、現代の感性でさらに磨きをかけて再構築したものを未来に繋げるものだと捉えています。

金属を加工するためには金属製の道具を使用しますが、硬い素材同士である金属を金属の道具で加工するとは? これを可能にするためには金属の種類・性質を理解するとともに技術を身につけなければなりません。そこで伝統技法という先人の創意工夫の賜物が大いに役立つことになります。とはいえ、実際に行うのは自分なので一朝一夕にはいかないことの繰り返しですが、実作業を通してものづくりにまつわる素材・道具について学び考えることは、この世界にあるものと成り立ちを学ぶことに繋がり、次世代のデザインを考えるきっかけになるかもしれません。

全ての事柄とデザインは繋がっており、デザインされていないものは存在しません。
あらゆるものがどのように生み出され、どのように役立っているのか考えてみることから勉強が始まり、やがて研究へと進んでいきます。
研究する方法は多様ですが、自らの芯となる専門分野を見つける際にその手段の中の一つとして金工を学ぶことを選択肢に加えて役立てていただければと思います。
古賀先生作品画像
古賀先生作品画像
古賀先生作品画像
古賀先生作品画像