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教員紹介

出身地 | 東京都 |
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学歴 | 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻染織分野 修了 |
学位 | 修士(美術)(東京藝術大学、2000年) |
経歴 |
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担当授業分野 | 表現技法、素材加工演習、領域専門演習 など |
研究分野 | 繊維造形、テキスタイルデザイン、テキスタイルアート、世界の染織文化 |
研究テーマ | 建築空間とテキスタイル、テキスタイルと地域の繋がり 縒る、織る、縫う、絞る、染める、組む、編む |
研究業績 | 作品・プロジェクト
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受賞歴 |
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所属学会 | 環境芸術学会 |
メッセージ
研究制作
多種多様な「Fiber-繊維」から素材の特性を導き出し、素材と技法の掛け合わせから生まれる化学反応を活かした造形の表現性と可能性、奥深さに強く惹かれて研究しています。
考察と同時に、実際に手を動かすことで生まれる五感を通して思考することも大切にしています。思考と感性の融合から生み出されるデザインと社会との繋がりを一緒に模索していきましょう。
不思議の始まりから
縄文式土器と弥生式土器の違いについて学んだ幼少期、縄目文様がその時代の特徴的なデザインであり見分ける1つの指針になっていることを教わり、力強い縄目文様に惹かれると同時にそもそも布になる前の繊維はどのように人類と関わってきたのか大変不思議な感覚に陥りました。写真にある縄目文様から人の営みが垣間見える衝撃としても心に残り、現在の研究に繋がっています。時代を重ねてファッション、建築、産業、環境など様々な関りを担っている繊維と人類の関わりは、各国の地域を映す鏡のように地球上で脈々と受け継がれている根本的な思考を礎に、伝統と発展を続ける知的財産とも感じられます。
テキスタイル領域の柔軟な現象、多角的に捉えていくクリエイティビティの思考はイノベーションにも通じるものがあり、伝統を理解し継承しながらも未来を切り開いていく、繊維を取り巻く環境のまだ見ぬ力に期待しています。