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教員紹介

花澤 信太郎HANAZAWA Shintaro
教授
- デザイン学部 デザイン学科(建築・環境領域)
- 大学院 デザイン研究科
都市デザイン、建築デザイン、空間デザイン、風景とランドスケープ
出身地 | 千葉市 |
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学歴 | 東京大学大学院工学系研究科 博士課程修了(2005年) |
学位 | 博士(工学)(東京大学、2005年) |
経歴 |
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資格 | 一級建築士 |
担当授業分野 | 空間計画、建築設計演習Ⅰ、都市デザイン特論 |
研究分野 | 都市の空間構成 |
研究テーマ | 日本近世の都市空間 |
研究業績 | 著書
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受賞歴 |
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所属学会・団体 | 日本建築学会、日本都市計画学会 |
社会的活動 |
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メッセージ
専門は、建築デザインと都市デザインです。建築デザインにおいては、都市のコンテストを参照しながら、周囲の景観と調和し、人々の生活に寄り添う建築を実現する事を心がけてきました。
都市デザインにおける研究分野は、日本近世の空間です。これまで、近世東海道の五十三の宿場町や、江戸時代に東海道に架橋された長さ三十間(約54メートル)以上の橋の位置を現地で調査してきました。多くの事例では、近代に入って都市化が進んでいるのですが、一部には近世の空間や風景が残っている所があります。そこから明らかになって来るのは、近世日本の都市やインフラ整備が、都市の生活と自然、そして周囲のランドスケープを一体として考えた、調和のとれた計画であった、という可能性です。
現在はその様な前提にたちながら、江戸時代に記録された情報を手がかりとして、近世の都市空間から周囲のランドスケープがどの様に知覚されたかについて分析を行っています。江戸時代の人たちからは都市での生活においてどの様に周囲の自然が見えていたのでしょうか。
普段私たちは、都市における生活を中心に考えていますが、実は都市の生活は周囲の自然なくしては成立できません。その意味で、こまやかなデザイン的配慮をもって、周辺や周囲の自然を意識した計画がなされていたと考えられる近世日本の都市デザインには、これからの建築や都市を考える上でのエッセンスがあると考えられますし、その景観を再認識する事で、これからの日本の空間を考える上でのヒントが得られるのではないでしょうか。