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教員紹介

出身地 | 奈良県 |
---|---|
学歴 | 大阪大学文学研究科博士後期課程単位取得退学 |
学位 | 修士(文学)(大阪大学、1996年) |
経歴 | 龍谷大学 非常勤講師(1997年から1999年) 同志社女子大学 非常勤講師(1998年から1999年) 群馬県立女子大学 専任講師(1999年)、助教授(2004年) 高知大学 助教授(2005年)、准教授(2007年) 静岡文化芸術大学 教授(2021年から) |
担当授業分野 | 日本語研究、日本語語彙研究、日本語教育実践など |
研究分野 | 日本語学、日本語教育 |
研究テーマ | 現代日本語の文法 |
研究業績 | 著書
|
所属学会・団体 | 日本語学会、日本語教育学会、日本語文法学会 |
社会的活動 | 日本語教育学会審査・運営協力員(2023年5月まで) 日本語文法学会学会誌委員(2025年3月まで) |
メッセージ
現代日本語の文法の研究をしています。
これまで受けた学校教育の中で、「文法(英文法、国文法)=暗記=苦手」と感じてきた人も多いのではないかと思います。しかし言葉の研究は、暗記するものでも、単に理解するだけのものでもありません。普段私たちが何気なく使っている言葉の中に、どのようなルールが潜んでいるかを考えます。
例えば、「~は」「~が」――小さな子どもでもうまく使い分けるこれらの助詞について、ではどう違うのか?と日本語母語話者に問うと、うまく答えられる人はほぼいません。母語は無意識に学んだものであり、言葉を「話せる」ことと「説明できる」ことは異なるためです。
以下は、上級レベルの外国人日本語学習者の書いた作文の一部です。
私は〇〇大学の〇〇学部に所属しています。
現在3年生です。国際金融は私の専門です。
これからこの分野についての知識をしっかりと身につけていきたいと思っています。
母語話者であれば、下線部分をどのように表現するでしょうか? 恐らく「国際金融が私の専門です。」あるいは、「私の専門は国際金融です。」ではないでしょうか。 では、どうして不自然に感じられるのか、それを規則としてどのように一般化すればよいのか、また学習者にどのように説明すればよいのか、そんな研究をしています。
また、現在は外国人労働者に対する日本語教育にも興味を持っています。特に、地方における介護の分野の技能実習生に対する日本語教育の問題などを調査してきました。 今後は、浜松において、様々な方と関わりながら、地域の日本語教育についても考えていければと思っています。
これまで受けた学校教育の中で、「文法(英文法、国文法)=暗記=苦手」と感じてきた人も多いのではないかと思います。しかし言葉の研究は、暗記するものでも、単に理解するだけのものでもありません。普段私たちが何気なく使っている言葉の中に、どのようなルールが潜んでいるかを考えます。
例えば、「~は」「~が」――小さな子どもでもうまく使い分けるこれらの助詞について、ではどう違うのか?と日本語母語話者に問うと、うまく答えられる人はほぼいません。母語は無意識に学んだものであり、言葉を「話せる」ことと「説明できる」ことは異なるためです。
以下は、上級レベルの外国人日本語学習者の書いた作文の一部です。
私は〇〇大学の〇〇学部に所属しています。
現在3年生です。国際金融は私の専門です。
これからこの分野についての知識をしっかりと身につけていきたいと思っています。
母語話者であれば、下線部分をどのように表現するでしょうか? 恐らく「国際金融が私の専門です。」あるいは、「私の専門は国際金融です。」ではないでしょうか。 では、どうして不自然に感じられるのか、それを規則としてどのように一般化すればよいのか、また学習者にどのように説明すればよいのか、そんな研究をしています。
また、現在は外国人労働者に対する日本語教育にも興味を持っています。特に、地方における介護の分野の技能実習生に対する日本語教育の問題などを調査してきました。 今後は、浜松において、様々な方と関わりながら、地域の日本語教育についても考えていければと思っています。