カリキュラム

社会課題が分野を越えて混ざり合い、人々の価値観や仕組みが激しく変化する時代。
より柔軟に、より多角的に対応できる人材を育成するために「知」と「実践」の力を高めるカリキュラムが用意されています。
学部・学科の枠を越えて、他分野も横断的に学ぶことで、専門だけでなく、複合的な視点を身につけ、将来の活躍の場を広げます。

カリキュラム 4つのポイント

1 全学科目/全学科目/キャリア教育の充実と必修外国語の多様化、2 学部間共通科目/学部を越えた学際的授業で学びの視野を広げる、3 文化政策学部/所属学科の学びに加えて3学科横断プログラムが受講できる、4 デザイン学部/1つの学科でデザインの分野を横断しながら専門性を高める

SUACで学ぶ4年間

SUACで学ぶ4年間のイメージ図。人間的素養・基礎力の養成から、専門領域へのアプローチ、専門能力の確立へと進みます。
ポイント1、全学科目、文化政策学部・デザイン学部「教養と感性」「知識と能力」を身につける

キャリア形成
本学ならではの体験科目と専門教育につながるリテラシー科目で学びの基礎を身につけます。

「情報・データサイエンス」「キャリアデザイン」に関する科目群を新たに設置。
「導入」「実践演習」とともに、1年次から開講することにより、卒業後のキャリアを見据えた学びを展開します。

学びの基礎と感性を養う 導入

  • 「文化芸術体験演習」 開講年次 : 1年次前期
少人数編成で行う演習科目。プロフェッショナルの講師を招き、日本の伝統文化や芸術表現の実技体験を通して、文化や芸術への接し方や表現について学びます。
演習内容(令和6年度):落語、狂言、写真、茶道
  • 「学芸の基礎」 開講年次 : 1年次前期
学びの基礎として必要なリテラシー(読み・書き・情報活用能力)を身につけ、レポート・論文作成の基礎知識や、プレゼンテーションの技法等、社会で役立つ実践的スキルを磨きます。

自らのキャリアを構想する キャリアデザイン

社会の現状や仕事や働き方について学び、自分の良さを将来の進路に結びつけていく能力の重要性について理解し、自分自身の生き方をデザインするための知識やスキルを身につけます。社会で活躍するプロフェッ ショナルを招いた講座や、企業から提示される課題に対してチームで取 り組む演習を通して、社会で働くことのイメージを具体化させます。

  • 「キャリアデザイン概論」 開講年次 : 1年次後期
  • 「キャリアデザイン講座」 開講年次 : 2年次前期
  • 「キャリアデザイン演習」 開講年次 : 2年次後期

情報社会のスキルを身につける 情報・データサイエンス

PCをはじめとするICT機器の正しい活用法について学び、その技術を利用してさまざまな情報を収集・分析し、適切に判断する能力やAI・データサイエンスの知見およびその活用能力を身につけます。さらに、画像の図形描画や処理方法の基礎的なスキルについても学びます。

  • 「ICTスキル基礎」 開講年次 : 1年次前期
  • 「デジタル表現基礎」 開講年次 : 1年次
  • 「データサイエンス入門」 開講年次 : 1年次後期

情域社会とつながる 実践演習

実社会の課題を見つけ、体験を通して理解を深め、解決する方法を学ぶ演習科目。社会で実践的に活躍するための知識や技術、行動力を養います。学生たちは学部・学科の枠を越えて、実践的な学びに取り組みます。

  • 「企画立案演習」 開講年次 : 1年次
  • 「地域連携演習A・B」 開講年次 : 1年次
  • 「自主課題演習」 開講年次 : 2年次

必修外国語
国際社会で力を発揮するための実践的な語学能力と幅広い文化的知識を身につけます。

必修外国語として8か国語から選択が可能。多様な語学学習のニーズに対応します。
 
英語 韓国語
中国語 インドネシア語
フランス語 イタリア語
ポルトガル語 ドイツ語
ポイント2、学部間共通科目、文化政策学部・デザイン学部 社会の複合的な課題に、学部を横断して取り組む
学部の枠を越えた学際的な授業で、学生の視野を広げる「学部間共通科目」を新設。文化政策学部の学生はデザイン学部の専門科目を、デザイン学部の学生は文化政策学部の専門科目を、所属学部の専門科目として履修することができます。
文化政策学部で受けられるデザイン学部提供の科目
  • デザイン概論 
  • 現代デザイン論
  • 生体機能論 
  • 世界建築史
  • ユニバーサル/インクルーシブデザイン概論
  • メディア産業論
  • グラフィックデザイン概論
  • 都市デザイン論 (文化政策学科を対象に開講)
  • デザインとマーケティング (文化政策学科を対象に開講)
  •  デザイン思考( 芸術文化学科を対象に開講)
  • 空間演出総合計画 ( 芸術文化学科を対象に開講)
デザイン学部で受けられる文化政策学部提供の科目
  • 視覚芸術論
  • 産業遺産と産業史
  • 美術史(日本・東洋)Ⅰ・Ⅱ
  • 広報・広告論
  • 経営学
  • マーケティング論
  • ルネサンス文化史
  • 経営戦略論
  • 劇場芸術論
  • メディア文化論
  • 地域ビジネス論
  • 都市経営論
  • 美術史(西洋)Ⅰ・Ⅱ
  • 文化と芸術D
ポイント3、文化政策学部、専門分野を横断し、社会の複合的な課題に文化政策で取り組む

オプショナル・スタディーズ

所属学科の専門領域に加えて、さらに学びを広げる学科横断型プログラム。
テーマに沿ってまとめられた他学科の体系的な科目群を履修し、物事を総合的・学際的に捉える視点を養います。
所属する学科での専門的な学び、さらに他学科科目を中心に構成されるプログラム

文明観光学コース 3学科横断コース

文明史の観点から観光を捉え、持続しうる観光産業と多様な芸術・文化を融合できる人の養成を目指します。 自身の興味関心に合わせた履修を可能とし、多様で柔軟な学びを実現します。
ポイント4、デザイン学部、より自由度を高く、社会の複合的な課題にデザインで取り組む
社会の中でのデザインを取り巻く環境の大きな変化に対応するため、デザインのプロセスにおいて多角的な視点で分析したり、領域を越境してユニークなコンセプトを立案する力が求められています。
柔軟なデザインの思考力を養うため、さまざまな分野の内容を総合的に学び、広範囲で専門性に富んだカリキュラムを用意。
それぞれの進路を踏まえながら必要な科目を履修し、分野を横断しながら幅広く深い学びを獲得します。

基礎教育から進路までのイメージ

1年次前期~
幅広いデザイン知識と技術の修得
1、2年次前期までは幅広くデザインの基礎を学びます。特に 各分野の概論を履修することで3つの系の特性を理解し、自分の進路の方向性をイメージすることが重要です。
1年次後期~2年次前期
希望と適性を踏まえた方向性の選択
デザインの基礎を身につけ、デザイン分野で幅広い選択肢があることを認識した上で、自分の興味や希望、適性や卒業後の進路を見定め、主軸とする系や科目を選択します。
2年次後期~3年次、4年次
3つの系を横断する学び
専門的な学びにつながる多彩な学科専門科目、これらの配置は各系の区別が設けられているわけではなく、自分の進路を意識しながら必要な科目を横断的に履修し幅広く学べます。
卒業後
多様な活躍の場
現代社会ではデザインを総合的に捉える力を専門分野の実践の中で活かす機会が増えています。 デザイナーという職業を主体として、企業や官公庁など多様な活躍の場が待っています。

カリキュラム・ポリシー

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)をご案内します。

学部カリキュラム(2025年4月以降入学者対象)

大学院カリキュラム

シラバス