ゼミ紹介
官学連携活動やフィールドワークを通じて
地域社会に関する理解を深める
ゼミでは教育、福祉、働き方といった人々の暮らしに関する諸問題について扱います。若い世代は自分自身の内面について深く考え、まだ確立していない自己や家族の問題、また他者とのやり取りに悩んでいる人が多いように感じます。しかし自分の内面だけを探っていても答えは出てきません。人々の選択行動や社会の変化を理論的、実証的に分析する力を養うと同時に、官学連携活動やフィールドワークを通じて、様々な立場の人たちと協働し、議論しつつ、社会の問題へと関心を広げていきます。
小林 淑恵 准教授(女性のライフコース、政策、地域福祉)
障害者アートの企画・運営を通して
地域福祉への思いが深まった
地域福祉に興味があり、小林ゼミに入りました。官学連携で障害者アート展を行う機会があり、学生主体で障害者の方と一緒にワークショップを開催しました。参加者に喜んでいただくことができ、活動の意義を実感。今後は障害者福祉についてさらに学びを深め、将来は自治体等で社会福祉の分野に携わりたいと思っています。
中安彩乃(文化政策学科3年、静岡県立浜松湖南高校出身)
注:学生の学年表記は取材時(2022年度)のものです。
卒業研究演習一覧
メディア・消費文化から社会を見る
担当教員:加藤裕治 教授
メディアや消費の文化と日常文化が分かち難く結びついている現代社会の状況を理解し、その課題を明らかにしていきます。ゼミでは社会学を中心とした方法や研究をもとに、各自の研究テーマに取り組むことになります。
社会の中の人間の心に関する研究
担当教員:小杉大輔 教授
まず、心理学の研究法について、グループで体験的に学びます。そして、社会心理学を中心とした最新の研究動向を参考に、各自で研究テーマを決定し、調査を実践していきます。
行動や政策についての経済学的研究
担当教員:鈴木浩孝 教授
消費者や企業にとっての合理的行動をベースに、社会にとって望ましい状態を実現するためのルールや産業政策について、経済学の見地から客観的に考えていきます。
経営戦略論、組織論を切り口に企業を研究
担当教員 : 曽根秀一 教授
経営学とりわけ、経営戦略論、組織論、経営史の視点から現代社会において重要な位置を占める大小さまざまな「企業(会社)」について、理論及びフィールドワークも交えながら、研究を進めていきます。
公共政策の分析と評価
担当教員:田中 啓 教授
ゼミ生は2年間をかけて行政や政策に関する専門的知識と政策分析・評価の理論や技法を学びます。また公共政策におけるNPOや社会起業家の役割にも注目しており、その具体例や運営手法も取り上げています。
情報技術を活用した社会の研究
担当教員:野村卓志 教授
生活の質を向上させるための社会システムを考えるのが文化政策です。そこで、情報技術を生かした社会を作るにはどうするかをテーマとして、各学生は研究を進めています。
公共図書館を通して地域を見る
担当教員:林 左和子 教授
公共図書館を研究するにはその地域についても知る必要があります。図書館を通して地域にアプローチし、地域のために図書館は何ができるかを考えることを目標としています。
都市・地域計画、まちづくりの研究
担当教員:藤井康幸 教授
都市・地域の計画、まちづくりは間口が広く、幅広いトピックの学習、分析から入り、卒業論文に向けて関心分野を絞り込んでいきます。事例研究とフィールドワークを重視します。
中山間地域についての社会学的研究
担当教員:舩戸修一 教授
ゼミでは、まずフィールドワークを通して中山間地域(農山村社会)の現状や課題を社会学的に把握することを学びます。そして各自で研究テーマを設定し、入念な現地調査をしたうえで、中山間地域を社会学的に分析します。
マーケティング視点で社会と向き合う
担当教員 : 森山一郎 教授
経営やマーケティング分野の研究を行います。常に消費者の立場で発想し、それを具体的な行動につなげていく、このような姿勢を養うために、講義等で身につけた知識を現実社会の様々な課題に対して活用していきます。
経済史・産業史から現代を見る
担当教員:四方田雅史 教授
経済学・経営学の基本的な考え方を学ぶとともに、これまで経済・産業・企業がどのような変遷をたどり、その背景にある経済・経営的要因について分析し、討論します。
家族と地域福祉に関するライフコース研究
担当教員 : 小林淑恵 准教授
個人や家族のライフコースと地域福祉の関係を扱います。行政機関との連携活動を通じて地域福祉に関する理解を深め、各自の設定した課題について実証的な研究としてまとめることを目指します。
都市・文化をめぐる行政規制や資金をめぐる法を学ぶ
担当教員 : 塩見佳也 准教授
文化政策を行政規制や資金調達の側面から考察し、公民連携をめぐる基本的な法の仕組みやPFIの実施事例を研究します。その際、都市や文化財保護をめぐる法技術を修得し、理論的背景も考慮しながら複眼的に考察していきます。
排除の力学の社会学的研究
担当教員:野島那津子 准教授
マイノリティ(社会的少数者)をめぐる問題を中心に、ある種の人びとが、なぜ、どのようにして社会的に排除されている/きたのかを、社会学や近接領域の文献を参照しながら考えていきます。