カリキュラムの特徴

複眼的な視点から世界の文化を捉え、多角的に取り組むことで、国際文化をダイナミックに学ぶ。

世界の様々な事件や状況について考えるには、表面に現れた物事だけでなく、背景まで掘り下げて根源から理解することが欠かせません。自ら問題意識を持ってテーマを見つけ考察する力を養うことが、「学び」の基本です。問題意識を持ち、発見した問題について考察を深め、そして、新たな一歩を踏み出してみましょう。

国際文化学科の学びの体系

「国際文化概論」「国際文化基礎論」といった学科基礎、そして専門外国語を学ぶことで多様な文化のあり方や価値を学びます。それに加えて、3つの専門的な科目群である「日本・東アジア」(22科目)・「地中海・西欧・北米」(21科目)・「多文化共生」(19科目)から各自の関心に沿って科目を選択し、文化を創造的、能動的に学んで、卒業研究の準備をしていきます。また、「グローバル・キャリア・デザイン概論」によって将来のキャリアを早期に構築するサポートをします。
国際文化学科の学びの体系を3層で示した図。土台となる層が「学科基礎」です。中間の層が、「専門外国語」と「専門的科目群」です。専門外国語には英語・中国語・フランス語・ポルトガル語・韓国語があります。専門的科目は「日本・東アジア」「地中海・西欧・北米」「多文化共生」の3つの群に分かれます。そこで自分のテーマを見つけ、最上層の卒業研究にまとめます。

国際文化学科の3つのポイント

1多文化共生社会を実現する人材の育成
SUACの位置する静岡県浜松市は、2012年に引き続き、2018年に「第2次浜松市多文化共生都市ビジョン」を策定しました。「多文化共生社会」の実現に向け、全国でも先駆的な取り組みが展開されている浜松市で「多文化共生」について学ぶことには大きな意義があります。本学科では、日本語を母語としない人に日本語を教える日本語教員養成課程の修了証明書をとることもできます。
2外国語の専門性を強化
国際文化学科の学科科目には、英語、中国語、フランス語、ポルトガル語、韓国語をより専門的に深められる科目群(専門外国語)があります。専門外国語科目「英語上級(通訳・観光英語・翻訳・会議英語)」は、英語力を伸ばすだけでなく、英語を道具として使う専門技能を身につけることを目的とした科目です。将来、関連職を目指す人には最適です。
3グローバルな舞台で活躍するために
「グローバル人材」とは、グローバル社会で積極的に挑戦し、世界で活躍できる人材のことです。学科基礎科目「グローバル・キャリア・デザイン概論」では、国際的な場で活躍できる人材に必要な資質とは何か、それを実現するためにはいつまでにどのような準備をすれば良いのか等について、実際に現場で活躍するプロの経験談も交え、将来のキャリアを学生時代から構築するためのサポートをします。
国際文化学科の3つのポイント

国際文化学科で学ぶ4年間

カリキュラムの要点を示す図。国際文化学科の1年次は学科基礎を中心に学びます。2年次になると専門科目が増え、専門外国語も始まります。3年次・4年次は演習(ゼミ)で研究テーマを深め、卒業論文を仕上げます。

4年間の流れ

1年次 学科の「国際文化概論」「国際文化基礎論」等を通じて基礎を学び、
専門分野への足がかりをつくります。
2年次 専門科目が本格的に始動。
「専門外国語」を通じて高度な言語力を習得。後期には所属ゼミが決定します。
3年次 学科専門の講義では、学びたい分野の科目を積極的に履修するとともに、
演習(ゼミ)で専門テーマを深く掘り下げていきます。
4年次 大学での研究の集大成として、卒業論文をまとめます。
ゼミの中で執筆計画を立てて着実に実行。併せて卒業後の進路決定を進めていきます。