カリキュラムの特徴

文化の多様性と価値を理解し、これからの社会の課題に取り組むための知識とスキルを身につける。

国際社会・地域社会が抱えている課題を解決するためには、何が問題なのか、その背景にまでじっくりと思考を巡らすことが必 要です。さらに文化を尊重しながら、他者と対話を重ねることも 欠かせません。大学での「学び」を通じて、そのために必要な知識と、主体的に取り組む力、コミュニケーション能力を身につけましょう。

国際文化学科の学びの体系

「国際文化概論」「国際文化基礎論」といった学科基礎、そして専門外国語を学ぶことで多様な文化のあり方や価値を学びます。それに加えて、3つの専門的な科目群である「日本・東アジア」(21科目)・「地中海・西欧・北米」(22科目)・「多文化共生」(20科目)から各自の関心に沿って科目を選択し、文化を創造的、能動的に学んで、卒業研究の準備をしていきます。また、「グローバル・キャリア・デザイン概論」によって将来のキャリアを早期に構築するサポートをします。
国際文化学科の学びの体系を3層で示した図。土台となる層が「学科基礎」です。中間の層が、「専門外国語」と「専門的科目群」です。専門外国語には英語・中国語・フランス語・ポルトガル語・韓国語があります。専門的科目は「日本・東アジア」「地中海・西欧・北米」「多文化共生」の3つの群に分かれます。そこで自分のテーマを見つけ、最上層の卒業研究にまとめます。

国際文化学科の特徴

1多様な言語と文化が学べる
国際文化学科の学科専門科目には、英語・ 中国語・イタリア語・フランス語・ポルトガ ル語・韓国語をより専門的に深められる科目群(専門外国語)のほかに、日本・東ア ジア、地中海・西欧・北米といった地域ごとの文化・社会・歴史について学ぶ科目群があります。文化を深く、体系的にあるいは多角的に学ぶとはどういうことなのか、研究方法も含めて考えていきましょう。
2多文化共生社会や日本語教育が学べる
キャンパスのある静岡県浜松市は、様々な ルーツや文化的背景を持つ人が暮らしている 街です。そのため、国際文化学科では、持続可能で誰もが暮らしやすい社会を実現するための、多文化共生に関わる科目と、日本文化を知るための科目の両方が学べます。さらに日本語を「外国語」として学ぶ人々をサポートする仕事を目指したい人は、日本語教員養成課程で実践的に学ぶことができます。
3グローバル・キャリアや国際協力が学べる
留学などで積極的に海外に出かける学生が 多いのも、国際文化学科の特徴です。さらに海外で得たグローバルな経験を仕事に活かすため、「グローバル・キャリア・デザイ ン概論」などの科目が用意されています。また、開発途上国を支援する国際協力に関する科目も充実しています。「フェアトレー ド論」をはじめとしたビジネスを通じた社会 貢献について実践的に学べます。

国際文化学科で学ぶ4年間

カリキュラムの要点を示す図。国際文化学科の1年次は学科基礎を中心に学びます。2年次になると専門科目が増え、専門外国語も始まります。3年次・4年次は演習(ゼミ)で研究テーマを深め、卒業論文を仕上げます。

4年間の流れ

1年次 学科基礎科目「国際文化概論」「国際文化基礎論」等を通じて基礎を学び、専門分野への足がかりをつくります。
2年次 専門科目が本格的に始動。「専門外国語」を通じて高度な言語力を習得。後期には所属ゼミが決定します。
3年次 学科専門の講義では、学びたい分野の科目を積極的に履修するとともに、演習(ゼミ)で専門テーマを深く掘り下げていきます。
4年次 大学での研究の集大成として、卒業論文をまとめます。ゼミの中で執筆計画を立てて着実に実行、あわせて卒業後の進路を選択していきます。