開講科目例

日本伝統建築

日本の伝統建築は、歴史や文化を背景に様式を確立し、継承されてきました。建築様式と技術の歴史、建築を構成する材料や道具についても学びます。文化財政策史や保存・活用について理解を深め、静岡県の文化資産である伝統建築のあり方も考えます。

人類は太古の誕生間もない頃から自然界にある繊維をまとい、やがて自ら織り、染めることで生活を快適に、美しいものにしてきました。本講義では、そのような人と繊維の関係に関する歴史、文化、技術、産業の変遷を通してテキスタイルに対する理解を深めます。

素材加工演習では、日本の伝統工芸・建築に使用される多様な素材を知り、その特性に合わせた作品の制作を通して造形技法を学びます。匠造形演習では、さらに専門的な技法や道具の扱い方を学び、造形能力を高めます。

今、私たちの生活は、食器や家具、住居空間に至るまで、多くの木材製品に支えられています。本講義では、身近な素材である「木」について、素材や技法的な観点、木製品のデザインの関係性など、木とモノとの関わり合いについて学びます。