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教員紹介
林 左和子HAYASHI Sawako
教授
- 文化政策学部 文化政策学科
キーワード:
図書館、児童サービス、ユニバーサルデザイン絵本、図書館史、電子書籍
学歴 | 図書館情報大学大学院図書館情報学研究科修士課程修了(1988年) |
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学位 | 修士(学術)(図書館情報大学、1988年) |
経歴 |
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資格 | 図書館司書 |
担当授業分野 | 図書館概論、図書館情報資源概論、児童サービス論など |
研究分野 | 図書館史、児童サービス、利用者教育 |
研究テーマ | 東欧・北欧の図書館の歴史、子どもと読書、ユニバーサルデザイン絵本、大学図書館を活用した授業の仕組み |
研究業績 | 著書
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所属学会・団体 | 日本図書館情報学会、図書館文化史研究会、児童図書館研究会、絵本学会 |
社会的活動 | 静岡県読書活動推進会議(委員長) |
メッセージ
現在、図書館は厳しい状況におかれています。その状況を少しでも改善するために何ができるかを考えています。
1つは子どもたちの成長に公共図書館が寄与できることを示していくことです。公共図書館はこれまでも児童サービスに力を入れてきました。それが地域にどのような効果をもたらしたかを検証する時期にきています。それはまた、図書館員の役割やサービスの評価方法を考えることにもつながります。専門の教育を受けた司書だからこそ果たすことの出来る役割を示しその評価を地域の人と共有することで、図書館の状況を改善することができると考えます。子どもたちの読書活動をさらに推進させる取り組みも重要です。本の世界を楽しむだけでなく、本から得た知識や感動を表現する機会をつくることで、読書を深め読解力を高めることができると考えます。2012年から地域の公共図書館で開催しているユニバーサルデザイン絵本ワークショップは、子どもたちは(大人の方も)本から学び感じたことを表現する機会となっています。また、共に生きる社会について考える機会でもあります。
もう1つは、大学図書館の一層の活用です。大学の1単位は、事前・事後あわせて45時間の学修を必要とする内容をもって構成する、ということが強調されるようになってきています。事前・事後学習において大学図書館の果たす役割が期待されています。ただ、同一図書の所蔵冊数が限られていることや時間的制約といった課題があります。この課題を、電子書籍の導入が解決するのではないかと思い、電子書籍を活用した授業の実践方法を考えています。