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教員紹介
片桐 弥生KATAGIRI Yayoi
教授
- 文化政策学部 芸術文化学科
源氏絵、扇絵、やまと絵、土佐派、文学享受
出身地 | 兵庫県 |
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学歴 | 大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学(1988年) |
学位 | 修士(文学)(大阪大学、1987年) |
経歴 |
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資格 | 学芸員資格 |
担当授業分野 | 美術史(日本・東洋)、鑑賞と批評(美術・造形) など |
研究分野 | 日本美術史 |
研究テーマ |
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研究業績 | 著書
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所属学会・団体 | 美術史学会、美学会、民族芸術学会 |
社会的活動 | 静岡県文化財保護審議会委員、浜松市文化財保護審議会委員 |
メッセージ
日本美術について学ぶとは
日本の美術というと何を思い浮かべますか?浮世絵、水墨画、仏像、襖絵、絵巻などなど。これらは、今は日本史の教科書の片隅の図版や、美術館や博物館の展示ケースの中でしか見られないかもしれませんが、かつてはそれを作った人(絵師や仏師)、作らせた人(注文主)がいて、見た人(鑑賞者)がいました。これら美術作品と今呼ばれているものが当時どのような意味をもっていたのか、社会においてどのように機能していたのか、そういったことを明らかにしていきたいと思っています。もちろんその前提として、作品そのものをじっくり見て、その内容や表現を検討し位置づけていくことが大切なのは言うまでもありません。授業でも画像を多く用いたり、実際に展覧会等にいき作品を見る機会をつくったりして、作品そのものときちんと向き合うようにしたいと思っています。
私自身は文学と絵画の関係について、特に『源氏物語』がいかに絵画化されてきたかに興味を持ち、研究を続けてきました。『源氏物語』はおよそ千年前に執筆された直後から、絵巻や屏風などに描かれ続けてきました。長大な物語のどの場面が好まれ描かれたのか、物語の内容をどのように絵画化しているのか、時代によってそれらはどのように変化したのか。時代時代の『源氏物語』そのものの読まれ方や、人々が『源氏物語』に求めていたものについても考えを及ぼしつつ、明らかにしていきたいと思います。