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教員紹介

学歴 | 早稲田大学大学院人間科学研究科生命科学専攻博士後期課程修了(1999年) |
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学位 | 博士(人間科学)(早稲田大学、2001年) |
経歴 |
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資格 | 専門社会調査士 |
担当授業分野 | 韓国社会文化論、国際文化入門B、韓国語上級 など |
研究分野 | 韓国文化、日韓村落社会、日韓比較文化 |
研究テーマ | 韓国農漁村の生活文化、韓国の儀礼と食文化研究 |
研究業績 | 著書
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所属学会・団体 | 日本村落研究学会、日本社会学会、日本生活学会、日本生活文化史学会 |
メッセージ
専門は韓国文化・韓国語ですが、東アジア特に韓国と日本を主なフィールドとして、村落社会の社会学的かつ文化人類学的調査・研究を行っています。私は、異なる文化に生きる人々の生活様式・社会構造・観念体系を照射することによって、特定文化をホリスティックな全体として把握しようと試みています。この目的を達成するために、研究方法としては伝統的な村落社会を対象に、フィールドワークを通じて、その生活様式(文化)の全体像を記述する作業(エスノグラフィの民族誌を書くこと)を続けています。特に最近では、韓国の基層的社会構造と文化的特質を解明するための研究をすすめています。韓国文化は、二重構造(両班の儒教文化の大伝統と民間のシャーマニズムにもとづく民俗文化の小伝統)から構成されているといわれます。そこで長年にわたって、韓国の大伝統としての儒教的な両班文化を解明するために特定地域(忠清南道唐津郡)の伝統的な農民社会の両班マウルと、そして小伝統としての土着的な民俗文化を解明するために伝統的な小規模漁民社会の漁村マウルを対象に、当該村落における生活諸相の究明に取り組んでおります。
一方、韓国文化の理解はあらゆる面で日本との意外な差異や微妙な違いに気づくことが多く、それは日本人にとって自文化理解と自己認識にも多くの手がかりを与えてくれるはずです。学生諸君には韓国文化の理解を通じて、多角的なものの見方や考え方を養い、地域社会や異文化にも目を向け、相互理解を促進させるという、理解と交流を行う教育をめざして行きたいと思います。