教員紹介
兪 嶸YU Rong
教授
- 文化政策学部 国際文化学科
出身地 | 中国 西安 |
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学歴 | 名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了(2006年) |
学位 | 博士(学術)(名古屋大学、2006年) |
経歴 |
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担当授業分野 | 中国経済論、アジアビジネス論、中国語 |
研究分野 | 中国経済、開発経済学 |
研究テーマ | 中国の格差問題、財政構造 |
研究業績 | 著書
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所属学会・団体 | 中国経済学会、アジア政経学会、国際開発学会 |
メッセージ
「グローバル化」と「情報化」は今の時代を表現するのにもっとも頻繁に使われている言葉かもしれません。異なる文化や価値観に接する機会が急激に増えている「グローバル化」時代を積極的に生きるのに、異なるものに対する知的探究心をもつことが重要です。異質なものに触れると拒絶反応を示す、これは多くの人に見られるでしょうが、知的探究心を持っていれば、異質なものを理解しようと努力するものです。理解が深まるにつれ、探究心が満たされる喜びを感じ、結果的には異質を受け入れ、楽しむこともできるようになります。
一方、「情報化」時代を正しく生きるのに、情報を的確に分析するための知識をもつことが重要です。技術の発展によって、情報は容易に入手できますが、十分な知識をもって客観的に情報を捉えなければ、ただ鵜呑みすることになってしまいます。テレビ、新聞、インターネットなど、日常の情報源から得られるのは、場合によっては物事の表層にしか過ぎません。こういった表面的なことに留まらず、より深く掘り下げて物事の本質を見出すのにも、知識の蓄積が問われます。
教育者として、「グローバル化」と「情報化」時代を生きる学生のみなさんに、探究心と知識の大切さを伝え続けたいと思います。
研究者として、私の研究テーマは格差と貧困の問題であり、格差と貧困は経済成長とどのように関わっているかは私の関心の所在です。学問は人のためにあり、人はみんな平等である。このことを常に念頭に置きながら、研究の道を歩んでいきたいです。