教員紹介

かわこうせい 准教授写真

かわ こうせいKAWA Cosei

教授 図書館・情報センター長

  • デザイン学部 デザイン学科(ビジュアル・サウンド領域)
  • 大学院 デザイン研究科
E-mailアドレス k-cosei@suac.ac.jp
ホームページURL http://cosei.jpn.org
キーワード:
絵本、イラストレーション、人工知能、AI
出身地 東京都
学歴 国際基督教大学(ICU)教養学部
Falumoth University(英国) MA Illustration
学位 学士(教養)(国際基督教大学、1997年)
MA(Illustration)(Falumoth University, 2007)
経歴 NTT 国際本部(1997年)
京都造形芸術大学 専任講師(2011年)、准教授(2014年)
静岡文化芸術大学 准教授(2016年)、教授(2020年から)
担当授業分野 グラフィックデザイン演習C、ビジュアル表現基礎、色彩形態論など
研究分野 絵本イラストレーション
研究テーマ 絵本イラストレーションにおける視覚伝達
研究業績 著書
  • 絵本『TRANCEPARENT すきとおる』ふしあな舎(2024年)
  • 絵本『Deborah'sTree』Kar-ben Publishing(2022年)
  • 絵本『Asa the Rock Cutter』Collins(2022年)
  • 絵本『Carpe Diem そんな日もある』ふしあな舎(2020年)
  • 絵本『3人の王子』バベルプレス(2018年)
  • 絵本『An Unlikely Ballerina』Kar-ben Publishing(2018年)
  • 絵本『The Dragon’s Bride and Other Dragon Stories』Harper Collins(2017年)
  • 絵本『The Tigon and the Liger』Lantana(2016年)
  • 絵本『Feeding the Flying Fanellis』Carolrhoda(2015年)
  • 絵本『Rifka Takes a Bow』Kar-ben Publishing(2013年)
  • 絵本『How to Persuade a Grumpy Goddess』Pearson(2013年)
  • 絵本『The Three Princes』Collins Educational(2011年)
  • 絵本『Issun Boshi』Hachette Children’s Books(2009年)
受賞歴
  • シェフィールド絵本賞特別賞(2017年、英国)
  • IPPYアワード(2016年、米国)
  • リー・ベネット・ホプキンス・ポエトリーアワード(2016年、米国)
  • CCBC年間最優秀図書リスト(2014年、米国)
  • シドニーテイラー・ブックアワード(2013年、米国)
  • カーカス・レビュー年間最優秀絵本(2013年、米国)
  • タブレットマガジン年間最優秀絵本(2013年、米国)
  • 三菱商事アートゲートプログラム(2011年、日本)
  • マクミラン絵本賞(2007年、英国)
  • ロイズ銀行 アート育成コンペ・コーンウォール(2007年、英国)
  • タリーズ・ピクチャーブック・アワード(2003年、日本)
所属学会・団体 絵本学会
社会的活動
  • 絵本学会 理事(2024年から現在)
  • 日本絵本研究賞 運営委員会長(2024年から現在)
  • 絵本学会 企画委員(2021年から2023年)
  • 「静岡国際オペラコンクール」ポスタープロジェクト審査員(2019年)
  • 「はままつフラワーパーク」マスコットキャラコンペ審査員(2016年)
  • 「ジーグレイプ絵本賞」審査員、監修(2015年)

メッセージ

絵本は、ひとが人生の最初に出会う表現メディアです。たとえ読んだことは覚えていなくても、その後の人間づくりに大きな影響をあたえ、豊かな人間性と生きる力をはぐくむ心の栄養になります。思想家ポール・アザールは、「子どもたちでも読んですぐ理解できるような簡素な美を持っている本、それを読んだ子どもたちが、深い感動で身も心もうちひしがれ、一生その思い出を心にしまっておけるような本」こそが絵本だと語っています。それは子どもにも大人にも人生を自由にする翼を授けます。人類がこれまでにつちかってきた美と叡智の結晶を、最高のかたちで注ぎこむべきもの、それが絵本でしょう。「ことばと絵によって物語る生き物」ともいわれる絵本は、イラストレーション、平面構成、ストーリーテリング、グラフィックデザインなどが有機的に組み合わさった総合芸術であり、視覚伝達デザインのさまざまな要素をつつみこんでいます。ページを繰ってコミュニケーションしながら読み聞かせることで成りたつ感情の交换は、国境をまたいで世界へとひろがっています。絵本イラストレーションは、ことばを超えて世代も超えて、またたく間に伝わります。強く美しく無垢な絵本イラストレーションにふれて、自由の学問への一歩を踏みだしましょう。
かわ准教授の絵本の写真