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教員紹介

中川 晃NAKAGAWA Akira
准教授
- デザイン学部 デザイン学科(インタラクション領域)
キーワード:
空間デザイン、デザイン経営、デザインマネジメント、デザイン思考、若者論
出身地 | 東京 |
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学歴 | 東京藝術大学 美術学部建築科 卒業 東京理科大学大学院 経営学研究科 修了 日本大学大学院 芸術学研究科 博士後期課程 修了 |
学位 | 博士(芸術)(日本大学、2024年) |
経歴 |
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資格 | 一級建築士 |
担当授業分野 | デザインマネジメント、デザイン思考、総合演習Ⅰ・Ⅱ ほか |
研究分野 | 空間デザイン、デザイン経営、デザインマネジメント、デザイン思考、若者論 |
研究テーマ |
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研究業績 | 著書
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受賞歴 |
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所属学会 | 日本デザイン学会、情報通信学会、日本組織学会、実践経営学会、日本青年心理学会 |
社会的活動 | 「インクルーシブな未来へ」実行委員会、実行委員長(2023年から現在) シンサクマ計画、エグゼクティブアドバイザー(2023年から現在) 日本舞台美術家協会 PQ(Praque Quadrennial)学生部門キュレーター(2023年まで) 日本舞台美術家協会 教育育成委員会委員長(2023年まで) 日本舞台美術家協会 広報委員(2023年まで) いすみ鉄道 外部専門委員(2019年から現在) |
メッセージ
企業へのメッセージ
ー何故、デザインが社会に必要なのでしょうか?ー
デザインという言葉は以前に比べ一般化したと言えます。社会にはデザインが溢れ、昨今は「デザイン思考」や「デザインマネジメント」といったビジネス領域でもデザインはその存在感を示して来ました。今後は「VUCA」の時代が到来すると言われます。だからこそ、本質的な企業存在意義(パーパス)の再定義や明確化は顧客の信頼性構築を行う上で重要性が増すと考えています。デザインはその解決糸口にきっとなると思います。是非、そのお手伝いをさせて下さい。
ー研究の紹介①ー
「地域・企業に沿う空間デザインの探索」 自身は美術大学で建築を学んだ後、TV局、テーマパーク、地域で250件以上の空間を手掛けて参りました。また、それらのテーマは社会課題からファンタジー迄と多岐に渡ります。地域の特性や各企業の本質的意義(パーパス)を探索・再定義・再構築する試みを実施致します。(実績事例)いすみ鉄道大原駅駅舎「地域参加型壁画による環境美化プロジェクト」産官学で連携し、駅舎を地域のシンボルとするプロジェクト。(いすみ鉄道の助成を得て実施)
ー研究の紹介②ー
「経営学理論を用いたデザインマネジメントへの示唆」 自身はデザインに携わる実務家と同時に経営学を修めた理論家でもあります。デザインに経営学の視点を加味する事(デザイン×経営学)で、従来のデザイン観点だけでは解明できなかった現象を理論化・可視化致します。例えばデザインプロセスにおいて、消費者行動や組織マネジメント、戦略といった経営学理論を当てはめる事で構造化させ、より効率的なデザインプロセスを提案する事が可能です。(実績事例)「VR体験行動がECサイト消費者行動へ与える影響に関する研究」VR体験が購買意思決定に与える影響度を数値化する研究。(城西国際大学の助成を得て実施)
学生・受験生へのメッセージ
ーデザインに対してー
「社会とデザインのより良い関係とは…」そんな事を日々考えています。我々の暮らしの周囲にはデザインが溢れています。デザインは意匠性(外観・装飾)に限らず、機能性や使いやすさ、思考のプロセスと幅広い意味を有しており、我々は多面的に捉えた上で考えねばなりません。「良いデザインとはなんだろう?デザインは何のためにあるのだろう…」より良い社会の一助になれるよう一緒に考えて行きましょう。
ーデザイン×経営学に関してー
自身の得意領域は空間デザインです。何も存在しない場所に、設定されたテーマに沿って独創性のある空間を生み出す事を得意としています。ただ、珍しいのがデザインに加えて経営学を学んでいる点だと思います。経営学は組織に関することや、戦略に関する事を理論的に可視化する学問です。経営学の視点でデザインを見つめ直すと新たな物が見出せます。また、デザインの視点で企業や組織の経営を見ると別の事が見えます。興味がある人は一緒にそんな事を考えていきましょう。
出身は建築学科ですが、建築に限らずTV番組、舞台、テーマパーク、地域創生活動と多様なフィールドで様々な空間デザインを手がけて参りました。その経験から、領域を横断した表現は新たなものが創造されやすいと考えています。その中で大切にしている事が「問いかけを続けること / 誰の為に行うのか見定めること / 経験の引き出しを多く持ちMIXさせること」の3点です。知識をインプットするだけでなく、自身で疑問を持ち、相手にとっての本質的な最善を見定め、思考し、自身のもつアイデアや経験の総合的処理を行う事で答えを見出すという事です。PBL(Project Based Learning)と言われる、そのような能動的な学びを一緒に行って行きましょう。