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教員紹介

迫 秀樹SAKO Hideki
教授
教務部長補佐
- デザイン学部 デザイン学科(デザインフィロソフィー領域)
- 大学院 デザイン研究科
人間工学、生理人類学、使いやすさ、人間中心デザイン
学歴 | 九州芸術工科大学大学院芸術工学研究科博士後期課程単位取得満期退学(1996年) |
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学位 | 修士(芸術工学)(九州芸術工科大学、1993年) |
経歴 |
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担当授業分野 | 生体機能論、人間工学、フィッティングデザイン など |
研究分野 | 人間工学、生理人類学 |
研究テーマ | 人間工学的観点からのプロダクトデザイン、ユーザの個人差を取り入れたフィッティングデザインの追究 |
研究業績 | 著書
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所属学会・団体 | 日本生理人類学会、日本人間工学会、人類働態学会、芸術工学会、日本包装学会 |
社会的活動 |
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メッセージ
人間の本質を見据えたデザインへ
消費者へ向けて「使いやすい道具」、「良い環境」などとアピールしたい場合、何がどのように良いのかを具体的に説明しなければなりません。様々なメディアが発達してきた昨今では、ますますその説明責任が強まっているようです。私は、そのような人間と道具や環境などとの関係を科学的に説明しようとする人間工学という学問分野を専門としています。例えば、持ちやすさを評価するためには筋肉の負担や動作を計測し、主観的な側面からも評価します。人間は複雑ですから、それらの評価は可能な限り多面的に行い、総合的に判断することが肝要です。本学の実験室には三次元動作分析装置、生体アンプ、環境コントロール室等の機器が備わっており、それらの研究を可能にしています。
また、人間は均質ではなく多様です。年齢、性別によっても反応は異なりますし、環境や使用状況の違いによっても反応は異なります。できるだけ多くの人に向けたデザインを考える際においても、最初から集団として多くの使用者を見てしまうよりも、個々への反応から適合を見いだした方が良い場合もあります。私は、そのような考えに基づいた「フィッティングデザイン」という授業を担当しています。授業では、人間工学の測定法を活かした個々を見つめる方法論について講義・演習しつつ、具体的な製品への応用も視野に入れた課題に取り組んでいます。
これまでは、そのような観点のもと着座中の姿勢における個人差、工具の持ちやすさなどに関する研究を行ってきました。今後はそれらの研究を継続しつつ、人間の本質に基づいた新たな製品作りへの一助となるデータを提供したいと考えています。