教員紹介

崔学松

崔 学松CUI Xuesong

准教授

  • 文化政策学部 国際文化学科

E-mailアドレス g-sai@suac.ac.jp

キーワード:
東アジアの社会と文化、多文化共生のプロセス、異文化コミュニケーション
出身地 中国
学歴 一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了(2011年)
学位 博士(学術)(一橋大学、2011年)
経歴
  • 一橋大学特別研究員(2011年から2014年)
  • 東京大学非常勤講師(2012年から2014年)
  • 香港大学・シンガポール南洋理工大学・マラヤ大学客員研究員(2012年から2016年)
  • 台湾大学・The University of British Columbia客員研究員(2014年から2018年)
  • 静岡文化芸術大学講師(2014年)、准教授(2017年から)
担当授業分野 中国の文化と社会、国際文化基礎論、中国語
研究分野 中国社会、アジア国際関係、言語社会学
研究テーマ アジアの相互理解のためのプロセス
研究業績 著書
  • 『アジア共同体と日本』(共著、花伝社、2015年)
  • 『「アジア共同体」―その創成プロセス』(共著、日本僑報社、2015年)
  • 『歴史・文化からみる東アジア共同体』(共著、創土社、2015年)
  • 『アジアの相互理解のために』(共著、創土社、2014年)
  • 『変容する華南と華人ネットワークの現在』(共著、風響社、2014年)
  • Asian Community and Coexistence in Multi-Ethnic and Multi-Cultural Contexts(共著、Kelaniya University, Press、2013年)
  • 『中国における国民統合と外来言語文化』(単著、創土社、2013年)
  • 『韓国的歴史与文化』(共著、中山大学出版社、2011年)
  • 『中国朝鮮族史研究』(共著、民族出版社、2011年)
  • 『日本言語文化研究』(共著、延辺大学出版社、2010年)
  • 『抗戦文史研究』(共著、重慶出版社、2010年)
論文・解説
  • 「植民地台湾のアヘンと国際アヘン問題」(単著、内田知行・権寧俊・崔学松編『アジア遊学』勉誠出版、2021年)
  • 「国際アヘン会議とイギリス領マレー諸州のアヘン問題」(単著、静岡文化芸術大学研究紀要編集委員会『静岡文化芸術大学研究紀要』第21号、静岡文化芸術大学、2021年)
  • 「植民地台湾のアヘン問題とその歴史的背景」(単著、静岡文化芸術大学研究紀要編集委員会『静岡文化芸術大学研究紀要』第20号、静岡文化芸術大学、2020年)
  • 「イギリス領マレー諸州のアヘン問題」(単著、近現代アジア研究会編『アヘンと近現代アジア』、創土社、2018年)
  • 「植民地台湾のアヘン問題」(単著、近現代アジア研究会編『アヘンと近現代アジア』、創土社、2018年)
  • 「戦後満洲における中国国民統合と外来言語文化受容」(単著、梅村卓・大野太幹・泉谷陽子編『アジア遊学』勉誠出版、2018年)
  • 「20世紀初期の中国における国際連帯活動とエスペラント受容」(単著、早稲田大学アジア太平洋研究センター編『アジア太平洋討究』第22号、早稲田大学アジア太平洋研究センター、2014年)
  • 「中国文化大革命期における外来言語文化受容をめぐる論争」(単著、北東アジア学会編集委員会編『北東アジア域研究』第17号、北東アジア学会、2011年)
  • “日本和平反戦活動中的世界語運動――1930年代初為中心”(単著、『社会科学戦線』雑誌編纂委員会編『社会科学戦線』第8号、『社会科学戦線』雑誌社、2011年)
  • 「朝鮮半島の地政学的戦略構図における哨戒艦事件の影響」(共著、『東亜』9月号、No.519、財団法人霞山会、2010年)
  •  “1920年代日本国内的韓国独立運動与無政府主義”(共著、復旦大学韓国研究中心編『韓国研究論叢』第22号、復旦大学出版社、2010年)
  •  “日本関于東亜共同体構想的基本観点”(共著、中国社会科学院監修『中国社会科学報』2010年1月号、中国社会科学雑誌社、2010年)
  •  “中日戦争期的世界語運動与抗戦救国宣伝運動”(単著、靳明全・内田知行編『中日学者抗戦文史研究論文集』第1号、重慶出版社、2009年)
  •  “1920年代東亜的社会変遷与在中朝鮮人的国際聯合運動”(単著、中国朝鮮民族史学会编『中国朝鮮民族史学会論文集』第2号、中国朝鮮民族史学会、2009年)
  • 「中国建国初期の『百花斉放・百家争鳴』運動と民族語純化運動の展開」(単著、一橋研究編集委員会編『一橋研究』第34巻第1号、一橋研究編集委員会、2009年)
  • 「中国文字改革における『漢語拼音方案』の編制過程」(単著、一橋研究編集委員会編『一橋研究』第33巻第2号、一橋研究編集委員会、2008年)
  • 「『満洲国』期における戦時体制確立にむけての教育変遷と日本語普及」(単著、一橋研究編集委員会編『一橋研究』第32巻第1号、一橋研究編集委員会、2007年)
  • 「中国東北地域における近代化改革と『日本語ブーム』」(単著、一橋論叢編集委員会編『一橋論叢』第134巻第3号、日本評論社、2005年)
  • 「ポスト文化大革命期における中国少数民族と外国語教育形成」(単著、多言語社会研究会編『多言語社会研究年報』第2号、三元社、2004年)
  • 「文化大革命期に到る延辺朝鮮族自治州の外国語教育政策」(単著、日本現代中国学会編『現代中国』第77号、創土社、2003年)
その他の活動
  • 国際共同研究
  • 日中両政府交流事業・日中友好大学生訪中団派遣(2015年から)
  • 日韓両政府交流事業・日本大学生訪韓団派遣(2018年から)
  • 全日本中国語スピーチコンテスト静岡県大会開催(2016年から)
  • Panda杯全日本青年作文コンクール(2016年から)
  • 国立台湾師範大学中国語語学研修・留学活動(2016年から)
  • 日中国交樹立45周年・静岡県と浙江省友好提携35周年交流記念活動(2017年)
  • 知的財産活用アイデアプレゼンテーション全国大会(2017年から)
  • 日経STOCKリーグ(2021年から)
受賞歴 研究分野
  • 第5回樫山純三賞(2010年) 受賞対象:学術共著の長谷川啓之監修『現代アジア事典』文眞堂、2009年、崔担当:「政治委員」、「対日新思考」、「中南海」、「中日友好協会」、「党政分離」、「党委員会」の事項について執筆(p.575、p.623、p.793、p.837、p.844) 
  • 第4回地域研究コンソーシアム研究企画賞(2014年) 受賞対象:国際共同研究プロジェクト「華南研究の創出」および谷垣真理子・塩出浩和・容應萸 編著『変容する華南と華人ネットワークの現在』風響社、2014年 、崔担当:第2部第4章「北東アジアにおけるエスペラント運動と国際連帯活動」(PP.179~195)
教育分野
  • 第3回大学生による知的財産活用ビジネスアイデアプレゼンテーション全国大会準優勝を受賞(2017年)、受賞対象:崔研究室チーム「訪日中国人観光客と地域活性化における特許の活用」
  • 第4回大学生による知的財産活用ビジネスアイデアプレゼンテーション全国大会準優勝を受賞(2018年)、受賞対象:崔研究室チーム「日中両国の高齢者介護における特許の活用」
  • パンダ杯全日本青年作文コンクール2019団体奨励賞を受賞、受賞対象:崔研究室「@Japan私と中国」
  • パンダ杯全日本青年作文コンクール2020団体奨励賞を受賞、受賞対象:崔研究室「@Japan私と中国」
  • 第21回日経STOCKリーグ奨励賞を受賞(2021年)、受賞対象:崔研究室チーム
1年チーム「新たな教育のありかた」
2年Aチーム「水の軌跡を辿る道」
2年Bチーム「EC化やらまいか!~コロナで変わるアパレル業界」
3年Aチーム「未来につながる企業」
3年Bチーム「女性の働き方改革と金融業界の展望」
3年Cチーム「Flexible Company」
所属学会・団体 多言語社会研究会会員、日本エスペラント学会会員、日本華僑華人学会会員、アジア政経学会会員、日本政治法律学会
社会的活動
  • 国内外の大学教育機関等における講演・研究発表
  • 一般社団法人日中交流センター監査
  • ⽇中経済交流MIJBCプロジェクト投資・商務アドバイザー
  • 日本政治法律学会理事

メッセージ

崔研究室では、多様な「国・企業・人をつなげる」ことを大事にしながら、グローカル化を率いるリーダーを輩出することをビジョンとしています。グローカル・リーダーズ・プログラム、知的財産活用ビジネスアイディアプレゼン大会プログラム、日経STOCKリーグを同時に進めながら、グローカル化社会の現場感覚を養い、世界の縮図ともいわれる中国語圏の変化や世界の様々な問題の解決策を考える力と幅広い調査分析能力、および日本語・中国語・英語による研究発表能力を身に付けて、卒業研究と就職活動に臨みます。
 
近年、アジアにおいて経済分野の相互依存は急速に進んでいるが、このことが相互の信頼醸成には結び付いていないという課題が浮き彫りになりました。私がこれまで研究対象としてきたマイノリティ社会は、グローカル化した社会に生きる私たちに、国家ありきを越えるような新しい視点、柔軟な発想をいかに持つべきかのヒントを与えてくれました。自分の根っこは守りつつも、他者を柔軟に受け入れ共生の道を探る生き方であります。
 
今や国籍や民族など国家ありきの視点よりも、大切なのはむしろ、個々の問題にどのような立場から、どのように対応するかということであり、そうした立場の違いを自分で考え選びとっていくことのできる賢知が求められています。そして、そうした視点をもつことでこそ、多くの国際問題をよりウィンウィンに近づけ、平和的に解決に導く対話と判断ができるようになるのではないでしょうか。日本も中国も、「はざま」や「周辺」におかれているマイノリティ社会から学ぶべき点があるように思います。
 
私が世界に関心を持ち始めた中学時代、欧米の若者が日本アニメに熱中し、日本の若者がK-POPを楽しみ、中国の若者がユニクロの服を着る時代が来るなど誰が予想できたでしょう。東アジア国際関係が円滑でない今日こそ、中国や韓国など周辺地域と積極的にかかわりながらグローバル化の時代にたくましく生きる知恵が求められているのではないかと思います。今後とも多民族・多文化共生をキーワードに、国と企業と心をつなげる活動を通じて、皆さんと一緒に進めていきたいです。