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教員紹介

崔 学松CUI Xuesong
准教授
- 文化政策学部 国際文化学科
E-mailアドレス g-sai@suac.ac.jp
キーワード:東アジアの社会と文化、多文化共生のプロセス、異文化コミュニケーション
出身地 | 中国 |
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学歴 | 一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了(2011年) |
学位 | 博士(学術)(一橋大学、2011年) |
経歴 |
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担当授業分野 | 中国の文化と社会、国際文化基礎論、中国語 |
研究分野 | 中国社会、アジア国際関係、言語社会学 |
研究テーマ | アジアの相互理解のためのプロセス |
研究業績 | 著書
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受賞歴 | 研究分野
2年Aチーム「水の軌跡を辿る道」 2年Bチーム「EC化やらまいか!~コロナで変わるアパレル業界」 3年Aチーム「未来につながる企業」 3年Bチーム「女性の働き方改革と金融業界の展望」 3年Cチーム「Flexible Company」 |
所属学会・団体 | 多言語社会研究会会員、日本エスペラント学会会員、日本華僑華人学会会員、アジア政経学会会員、日本政治法律学会 |
社会的活動 |
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メッセージ
崔研究室では、多様な「国・企業・人をつなげる」ことを大事にしながら、グローカル化を率いるリーダーを輩出することをビジョンとしています。グローカル・リーダーズ・プログラム、知的財産活用ビジネスアイディアプレゼン大会プログラム、日経STOCKリーグを同時に進めながら、グローカル化社会の現場感覚を養います。世界の縮図ともいわれる中国語圏の変化や世界の様々な問題の解決策を考える力と幅広い調査分析能力、および日本語・中国語・英語による研究発表能力を身に付けて、卒業研究と就職活動に臨みます。
近年、アジアにおいて経済分野の相互依存は急速に進んでいるが、このことが相互の信頼醸成には結び付いていないという課題が浮き彫りになりました。私がこれまで研究対象としてきたマイノリティ社会は、グローカル化した社会に生きる私たちに、国家ありきを越えるような新しい視点、柔軟な発想をいかに持つべきかのヒントを与えてくれました。自分の根っこは守りつつも、他者を柔軟に受け入れ共生の道を探る生き方であります。
今回のパンデミックによって、社会の営みの多くが崩壊の瀬戸際に立たされ、ウィルスに対する特効薬も確立された治療方法が未だ見つからず、きめ細やかな水際対策に腐心して手を尽くしても救えない命があるという高い壁にぶつかっています。しかし、人類の歴史はパンデミックという壁を度々乗り越えてきた歴史でもあることを、我々は決して忘れてはなりません。人間は壁にぶつかる度に、豊かな想像力を発揮し不条理な現実に対して前向きに向き合い、助け合いとテクノロジーの活用によって、仕事と生活を楽しむ様々な工夫をしてきました。このように、壁は自分で考えて行動するように人々を促し成長させてくれたと言っても過言ではありません。
いま世界は、コロナウィルスという壁にぶつかって大変であるが、社会には国の壁、企業の壁、心の壁のような高い壁が多く、壁に対する強い突破力を持たなければなりません。そのために、早いうちから多様な国や企業や人を繋げる実践活動を経験しながら、壁に対する強い突破力をつけることが必要不可欠です。
崔研では、高い信頼関係の構築能力と壁や挫折に対する強い突破力をもつグローカル化社会を率いるリーダーを輩出することを教育研究活動のビジョンとして、近年、多様な国や企業や人々をつなげる実践活動に取り組んでいます。アフターコロナのデータ時代を見据え、崔研は多様な産学連携・地域連携プログラムを通じて、グローカル化社会の現場感覚を養い、世界の様々な問題の解決策を考える力と幅広い調査分析能力、日英中等多言語による研究発表能力、ブレない自主的行動力やチームワーク・マネジメント力を身につける活動を実施しています。また、国内外の各業界企業との連携就活セミナーの実施やインターンシップへの積極的参加、気になる業界企業のOGOB訪問、各種国家資格や業界資格の取得等マルチスキルの向上をも進めながら、卒業後の勤め先において自分の成長と共に組織も成長することを目標に、卒業研究と就活研究に臨んでいます。大学を卒業し就職して終わりでなく、自分の仕事にやりがいや誇りを感じながら楽しく続けられ、組織の重要なピースを目指しています。アウトプットではなくアウトカムを意識し、卒業研究と就活研究をバランス良くコツコツ積み重ねながら、小縁を大事すればきっと大運に出会えると信じています。世の中で自分がどのように役立っていくかをイメージしながら、長所を磨き上げ伸ばす事を大切にしています。意欲あふれる皆さんが、社会に対して前向きな意識で、自分らしい楽しい自由な人生ライフワークに向かって、グローカル化社会に貢献しうる人材として巣立っていくことを期待しています。
今や国ありきの視点よりも、むしろ大切なのは個々の問題にどのような立場からどのように対応するかということであります。国ありきを越えるような新しい視点、柔軟な発想を如何に持つべきかのヒントを与えてくれる歴史に学び、他者に学び、常に先の事を考えて暮らし、自分だけじゃなくて皆と一緒に進めましょう。生きている限りいろんな試みを続け、その中で皆も立派ないろんな形で、いい考え方、いい試み、いろんな幸せを表に出して、世の中を引っ張っていける人々であってほしいです。