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教員紹介


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武田 淳

TAKEDA Jun
 

講師

文化政策学部 国際文化学科

E-mail アドレス : j-takeda@suac.ac.jp

 

キーワード:国際協力、環境問題、貧困、フェアトレード、エコツーリズム

     
出身地 埼玉県
学歴 横浜国立大学大学院 環境情報学府 博士後期課程修了(2016年)
学位 博士(学術)
経歴 (株)JTB関東(2008年から2010年)
コスタリカ共和国環境エネルギー省(青年海外協力隊)(2010年から2012年)
日本学術振興会 特別研究員(DC2)(2014年から2016年)
青山学院大学 国際政治経済学部 非常勤講師(2014年から)
人間環境大学 人間環境学部 助教(2016年から2018年)、講師(2018年から2019年)
静岡文化芸術大学 文化政策学部 講師(2019年から)
担当授業分野 持続可能な社会論、フェアトレード論
研究分野 開発人類学、環境と開発
研究テーマ 環境保全をめぐる国際協力(環境保全政策が地域社会に与える影響)、貧困削減とフェアトレード
研究業績

著書

  • 「コスタリカのウミガメ保全を巡る近年の動向」(『人と海洋の共生を目指してー150人のオピニオンⅧ』、海洋政策研究所、2017年)

 

論文・解説

  • 「コスタリカのウミガメ観光における地域ガバナンスー積極的平和構築のツールとしての観光研究に向けて」(『日本国際観光学会論文集』25、2018年)
  • 「岡崎市宮崎地区における林野の形成ー針葉樹林の出現と共有地の再編成ー」(共著、『地域活性化研究』17、2018年)
  • 「額田地域・男川流域の神社や針葉樹林におけるムササビの生息状況」(共著、『地域活性化研究』17、2018年)
  • 「ネオリベラル国家における観光の役割ーコスタリカにおけるコミュニティ・ベースド・ツーリズムを事例に」(『日本国際観光学会論文集』24、2017年)
  • 「海洋保全を巡るポリティクスーコスタリカにおける海洋保護区を事例にー」(『人間と環境』7、2016年)
  • 「権力化する『環境』と地域社会の戦略的順応ーコスタリカ自然保護区制度の構造と実際」(横浜国立大学大学院環境情報学府 博士論文、2016年)
  • 「協働型資源管理にみるエコ統治性ーコスタリカにおけるウミガメ保全事業を事例に」(『沿岸域学会誌』27(3)、2014年)
  • 「環境法化する開発法ー『エコ統治性の法的地平』研究序説」(共著、『大原社会問題研究所雑誌』673、2014年)
  • 「コスタリカにおける『エコツーリズム』イメージの創造と近年の変化」(『日本国際観光学会論文集』19、2012年)

 

プロジェクト

  • 「海洋保護区と麻薬取引のミッシングリンクー犯罪抑止のツールとしての自然保護区研究」(独)日本学術振興会:科学研究費助成事業(若手研究B)(2017年~2019年)
  • 「環境・貧困・犯罪ー積極的平和構築ツールとしての観光研究」(株)旅工房・日本国際観光学会助成研究プログラム(2017年~2018年)
  • 「額田地域における自然観光資源の再評価ー生態知と生活知のシナジー」岡崎大学懇話会:平成29年度産学共同研究助成(2017年~2018年)
  • 「権力化する『環境』と地域社会の戦略的順応ーコスタリカ自然保護区制度の構造と実際」(独)日本学術振興会:科学研究費助成事業(特別研究費奨励賞)(2014年~2016年)
受賞歴
  • 日本沿岸域学会 論文賞(2015年)
  • 日本沿岸域学会 優秀講演賞(2015年)
所属学会・団体 環境社会学会、日本国際観光学会、日本環境学会、日本沿岸域学会
社会的活動 NPO法人ラテンアメリカ開発協会 理事

 

メッセージ

 文化人類学は、世界の文化や社会を研究する学問です。私は、パプアニューギニアの狩猟民族の村、コスタリカの自然保護区内の村などで合計4年近く生活しながら調査をしてきました。人々と同じものを食べ、同じ言葉を話し、同じ屋根の下で寝る。そうやって現地の生活者の視点に立った時に「世界」はどのように見えるのかを考えていくのが文化人類学です。

 現場の視点から社会を眺めると、私たちの「当たり前」が揺さぶられることが多々あります。例えば、私の研究テーマは、開発途上国の環境保全と貧困対策です。自然環境を守ることは「いいこと」かもしれません。しかし、現場では自然を守るために自然保護区を作ったところ、住民が強制退去に合い、貧困に陥るなどの問題が生じています。

 決して、自然を守ることや、貧困対策を否定しているわけではありません。重要なのは「どのように」支援をするべきなのか、それを問い続けるべきだ、ということです。国際協力は、対象となる地域の人々のために行われるものだからです。

 そこで授業では、大きく2つのテーマを取り上げます。一つは貧困削減に関すること、具体的にはフェアトレードです。近年、ビジネスを通じた国際協力の手法が多様化しています。そのような時代に、フェアトレードはどのような意義を持つのでしょうか。現場の視点から「より良い国際協力とは何か」を考えていきます。
 もう一つのテーマは、環境と開発(持続可能な社会)です。私がフィールドワーク中に実感するのは、「自然の近くで暮らしている人々は、自然のことを良く知っている」ということです。ですから、文化を守ることも環境保全の手段になり得るかもしれません。社会の「発展」の仕方は多様であっていいはずです。「持続可能な社会」のヒントを一緒に考えましょう。

 今、この瞬間、この場所で、あなたにしか見えない世界から「社会」を考えてみましょう。