教員紹介

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岡田 建志OKADA Takeshi

教授

  • 文化政策学部 国際文化学科
キーワード:
ベトナム近代思想史、ベトナム語、民族運動、文化変容
学歴 東京大学大学院総合文化研究科博士課程地域文化研究専攻単位取得満期退学(1999年)
学位 修士(学術)(東京大学、1992年)
経歴
  • 大東文化大学国際関係学部非常勤講師(1999年)
  • 静岡文化芸術大学講師(2001年)、助教授(2005年)、准教授(2007年)、教授(2014年から)
担当授業分野 東南アジアの文化と社会、東南アジアの歴史 など
研究分野 東南アジア史
研究テーマ ベトナム近代史
研究業績 論文・解説
  • 「20世紀初頭のベトナムにおける「民族」概念」(『東洋文化』78号、1998年)
  • 「『国民読本』における「国」と「国民」―ベトナム近代思想史に関する一考察」(『年報 地域文化研究』2号、1999年)
  • 「ルオン・ヴァン・カン一族の家譜」(『ベトナムの社会と文化』1号、1999年)
  • 「マイラム義塾―20世紀初頭のベトナムにおける一私塾の実態」(『日本・東アジア文化研究』1号、2002年)
  • 「マイラム義塾設立の周辺」(『日本・東アジア文化研究』2号、2003年)
  • 「20世紀初頭のベトナム語における外来語使用の実態—ベトナム語による新聞の事例から」(『静岡文化芸術大学研究紀要』第14巻、2014年) など
所属学会・団体 東南アジア学会、日本ベトナム研究者会議、アジア政経学会、中国社会文化学会、日本国際文化学会

メッセージ

専門は東南アジア史の中でも特にべトナム史です。ベトナムがフランスの植民地であった19世紀後半から20世紀半ばにかけての時代に関心の中心があります。特に思考の大きな転換点の一つである20世紀初頭の時期について研究してきました。当時のベトナムの人々が自らの社会をどのようなものとして認識しどのような将来を構想していたのか、また、それが政治や文化の諸局面にどのように現れたのかといった点に関心を寄せています。

教育の面では、担当科目において、ベトナムを含む東南アジアの社会について歴史的な背景を踏まえた理解を目指しています。大学で「学ぶ」ことは「考える」ことと連動していると言えます。与えられたテーマについて考えるだけでなく、「何について考えるべきなのかを考える」ことも必要になってくるでしょう。学生の皆さんには、大学で大いに学び大いに考えてほしいと思います。